整体に限ったことではなく、現代型ボディワークは「いかにユルむか」という方向でほぼ一致している。実際のところこれさえ出来れば身体上のトラブルはすべて解決なのだ。 ひと口に「ゆるむ、ゆるむ・・」といってもこれが人によっては容易ではない。意外なことにユルむための体操やストレッチ、ヨガなどで筋を傷めたりケガをする方もいるので、無意識的に硬直した体を意識的に(頑張って)ゆるめようとしても中々そうならないこと …
胸骨意識の開発
もう5、6年前になるだろうか。あるボディワークのセミナーに参加した時に、身体のあちこち、それも普段は使わない部位を意識的に動かすワークをやってみた。 やってみたといっても、当時の身体感覚ではどこもかしこも動かなかったし、そもそもその値打ちも解らなかった。つまらない講習に出てしまったという程度の感想しか持てず、全くもって不明であった。 それから年月を経て現在、改めて身体各部を精妙に動かすことに重要性 …
筋トレについて
新しい方が整体に通い始めると、一定の割合で「筋トレの是非」について訊ねられる。 少し前までなら筋トレに関しては「やりたければどうぞ」というスタンスだったが、近頃は「迷っているのだったらやめた方がいい」という風に変わった。 一口に筋トレと言っても今や運動の種類も豊富で、本当は質とか量の問題も重要なのだ。それだけに一概に「良い」とか「悪い」とか答えにくいのも事実だ。 そもそも一般的な筋トレの目的は、体 …
8月 活元運動の会
8月の活元会についてご案内いたします。 ■日程 8/14(日) 14:00-17:00(坐禅・活元) 8/27(土) 10:00-13:00(活元・愉気) ■場所 横浜反町 せい氣院 ■料金 各回3,000円 ※当月・前月に当院の個人指導を受けられた方は2,000円 ■服装 白系の柔らかい服装をご用意ください(インナー着用可)。 ■内容 8/14は活元運動の前に静坐して禅を組みます。意識の鎮静 …
「気」再入門
屋号が「せい氣院」なのに近頃「気」のことを全く気に掛けていなかった。 「気」というものは追いかけるとわからなくなるけど、間違いなくあることはある。 よく考えれば、健康の問題にしたって「病気」とか「元気」とかいうのだから、やはり人間の一生において「気」は無視できないものだ。 世の中には気が視覚的に見えるという人もいるし、見えないままに操れる人もいるらしい。自分の場合はそのどちらでもないし、仕事的にも …
横浜ベイクオーター
夕方から親子三人でベイクオーターに出かけた。 久しぶりにマックに入って限定メニューを食べたらすこぶる美味い。世の中(というかマックがか・・)進歩しているなぁと感じ入ってしまった。コーラとの相性がすばらしかった。 その後は自転車で臨港パークへ。 何ということはないのだけど、絵に画いたような息抜きだった。明日も元気にいこう。
感情というエネルギーの流れ道
体が硬くなる、偏る、こういうことが万病の根源である。一般には「コリ」とか「歪み」という表現が目立つが、何かそういうものが「悪しき現象である」というにおいを整体的立場としてまず排除したい。 「万病」という言葉一つとっても、どうしても「病気にさえならなければ良い(=病気でないことが健康)」という気配が付いてまわる。しかし病気が健康のバランサーであることは、整体をやる方にとって最初に理解していただきたい …
ジブリ
今日は夕方から親子三人で『紅の豚』のDVDを観ていた。ほんわりした時間だった。 今にして思うとジブリアニメは野口整体の体癖(≒体型)とキャラクターがよくマッチしている。手塚治虫もそうだけど、生きた人間をよく観ているんだなあと思う。乗り出して見入ってしまう。 主人公のポルコは8種、ジーナは1種、フィオは開型まじりの7種、カーチスは5種。中でもカーチスは典型的だ。 何種であろうと体癖的感性が自然に現れ …
体が整う意識
ゆる体操が発案・発表されてからどれくらい経つのだろうか。 身体運用法の極意としてリラックス(=ゆるむ)ということが着目されてから、スポーツの世界から日常の故障予防、治療にいたるまで身体論の世界は飛躍的に変容した。 そういう観点から整体操法の要点をまとめるなら、「無意識的に入った力を如何にゆるめるか」ということに集約される。 極端な事を言えば、ゆるむのだったら方法はなんだっていい。 手技療法ならば、 …
治る時に治る
人間は治る時に治る。「その時」までは何をしても治らない。 すり傷ひとつ取っても、生命速度というのに準じて治っていく。風邪でもやはりそうだ。 生きているものはみんな治っていく。 治っているそばから、また毀れていく。 何か、中心に向かって必要なモノを集めていく働きがある状態を、「生きている」という。 生命発生の起源からしてそうだ。 まず最初にギュッと凝縮した力で「種」ができる。 その種がまた種を残すべ …