禅・仏教

整体生活

気がつけば「野口整体」という言葉を最近口にしなくなった。巷でもあまり聞かなくなったような気がする。 なんというか、2002年に『整体入門』がちくま文庫に入った時が第一次のピークだったように思う。 私が整体法の存在を知った 整体生活

体得

体得という行為が世の中から失われつつある。 体得は体を通じて自認されるべき知識や技術であって、スポーツとか芸事、あるいは職業的な技能などは当然ながらこの体験によって会得するというプロセスが重んじられる。 しかし上に述べた 体得

死の恐怖

コロナ禍の様子を外から眺めていて、何故ここまで衛生法や薬に頼ろうとするのかなかなか理解できなかった。 それをあるきっかけで「どうしてこんなにも病気を怖がるのか」と視点を変えると、少し見える景色が変わってきた。 「病気にな 死の恐怖

「科学的」であるために

息子(6歳)が保育園で友達とケンカしたという。6歳児ならケンカぐらい毎日するだろうと思ったが、問題の焦点は石鹸で手を洗うべきか否かだったそうで、これでは先生も報告せざるを得ない。 息子が「ばい菌はちょっと残しといたほうが 「科学的」であるために

相変わらず

新年最初のネタを考えながら窓の外を眺めたら、今日は春一番を思わせる強風に、突き抜けるような快晴だった。 ふいに「青天白日」という『碧巌録』第四則の冒頭が頭に浮かんだ。 『碧巌録』は禅の愛好者なら誰もが知る宋代中国禅の指南 相変わらず

世界の中心は

そのむかし蒋介石を相手にせずといった政治家がいたが、コロナの相手もそろそろ飽きてきた。 いやもとより相手にはしてないんだけど、世相が右往左往するもんだから何をするにも不便である。 余談になるけども、この状況に小さいころ雪 世界の中心は

情報の価値

つい先ごろまでyoutubeのゲーム実況を観るのが唯一の楽しみだったのに、年明けぐらいからいろんな発信者が急に増えだしてなんだか一気につまらなくなった。つまらないだけならいいが、さすがに昨今のウィルス情報の氾濫には気分が 情報の価値

弱い人はいない

生命は本来丈夫である。 人によっては自分で自分を「か細い」なんて言うこともあるけれど、それは自分でか細く見せているだけで実際に「か細いいのち」というものはない。 もとはみんな丈夫だった。丈夫だったものがいつの間にか「自分 弱い人はいない