下は野口先生の書かれた日本人の座法、「正座」に関する考察の文章です。個人の身心の在り方から、ひいては公(国家)に及ぼす影響までを綴っています。今の日本の様相をみれば、当時19歳の青年の慧眼に愕くばかりです。坐は人格を現します。人格陶冶の第一歩は正しい正座からです。健康生活の基礎としても、正座を励行しましょう。 『正しく座すべし』 (昭和6年[1931年]、野口晴哉 十九歳) 正座は日本固有の美風な …
正座再考
野口晴哉先生の作、『正座再考』です。 正座がもっぱら日本人の基本的な座法となったのは明治以降と言われますが、そのことがもたらす恩恵は少なくありません。「腰の強きは日本人の特色なり」失われつつある日本人の基礎力を復興させたいと思っています。 『正座再考』 (昭和六年[1931年]、野口晴哉 十九歳) 正座は日本固有の美風なり。 世間、腰抜け多きが為か、その後、足が痺れるの、痛いのと、苦情頻(しき)り …
産褥体操
昨日出産の少し前から見ていたお客さんからご依頼があったので産褥体操の介助をした。 <産褥体操の手順> ・10~15cm位の段差の角に仙椎二番にあたるように仰向けになる。 ・足を骨盤の幅(何となくしっくりくる位置)に開く。 ・息を吐きながら、左右の腸骨がそろう位置まで足を持ち上げ、吐ききった瞬間に落とす。 野口整体では産後の起き上がりの方法を次のように説いている。後産が出た後はすぐには起き上がらずに …
りせっとかふぇ
今日ご来院されたお客さまに教えていただいた薬膳料理のお店りせっとかふぇ 藤沢店が御用達なのだそうですが、僕ん家から近いのは関内店かな。 何かツボにはまりそうなのでコワいけど今度行ってみようと思います。 店内に犬がいてなでたりできるんだって・・ りせっとしたいな~
震災後の教育
今年もあと僅かになった。3月に地震があったときは、毎日報道を見ていてこの世の終わりかとも思ったけど、やっぱりそんなことある訳もなく一切は流れている。 被災された地域やみなさんに具体的に何かできましたか?と言えば僕は一つも何にもやれていない。あたりまえの話だが。事態は天災から人災に移行して、右往左往してる間に被害が拡大したのはどうやら事実らしい。 通っている方にも被災地に行って支援活動したいという人 …
腰の力
最近腰にこってます。仕事がら、腰に関心が深いのはあたりまえなんですけどね。 愉気と活元だけで整体になれるかというと、現代式にはやっぱりちょっと足腰を鍛えたほうがいいのだと思うようになって来ました。 そこでみなさんにお教えできるように昔やっていた空手の稽古を再開しました。「腹圧」といって呼吸で腰とハラを絞めるように毎日訓練しています。 そんなこともあって、近頃少し気を出したり、受け取ったりすることが …
乾燥対策
今年もそろそろ、「お水を飲んでください」の季節が来た気がします。背骨に触れてみて、体が乾くって「ああこういうことか‥」とわかるようになったのはつい最近のことなんですけど。 おしっこが濃い感じがしたり、カラ咳みたいのが出ている人は意識してお水を飲んでみてください。 根気よく一週間続けると顔のしっとり感が変わってきます。何がなくても「キレイは大事」です。
自分の野口整体
せい氣院にお越しになった方とは野口整体ってなんですか?というお話をよくさせていただきます。これについては日進月歩で日々答えが進化するのですが…。 やはり活元運動を細やかに、丁寧に取り組んでいかないと整体が一(いち)手技療術になってしまう。燦然と生命を謳歌する、人間賛歌としての野口整体にはならない。そういうふうに今日は改めて思いました。 愉気だって温かな気持ちで相手を強く優しく肯定していかないと力に …
横浜活元会2
今日は活元会(2回目)をしました。開業して2年ですが「野口整体」ってなんなんだ???ということを延々考え続けていたことが少しだけ実を結んでくれたような気がします。 会ではできるだけ僕が学んだものと同じレベル・波長のものを提供したいと思っていますが、性格というか性質上どうしても若干ゆるくなってしまうのですけど。。すいません。 ただ現代は気ぜわしい環境でお勤めされている方も多いので、のどかな時間と空間 …
横浜活元会
本日は活元会を行いました。 初めに活元運動って何ですか?ということに的を絞って具体的にお話しようと思っていたのですが、何だかふわふわした精神論というか観念論的な話になってしまいました。 開業以来ずっと個人指導で一対一の整体に終始してきたので、多人数になるとそこに一種の「場」ができて息をあわせて共振共鳴する感覚を覚えて新鮮でもありました。 これから定期的にみなさんに気の通る感覚、呼吸が変わる感覚を体 …