ミッドライフ・クライシス(中年の危機)

先日引退表明をされた安室さんについていろいろ考えさせられた。いわゆるユング心理学でいう「中年の危機」(中年というとちょっと失礼な感じもするけれど‥)的な動きを思い浮かべる。 しかしいろんな噂が取りざたされているけれども、「仕事を辞めます」と宣言しただけで自分の顔が朝から晩までテレビに映るような人生というのは、それだけでも相当なエネルギーが必要なのではないだろうか。 それにしてもこんなに女性のファン …

丈夫に育てるには自分の力で(病気を)経過させる:整体は自分がやるものである

病気させないのがいいのではなくて、病気をしても、それを子供自身の力で経過させるということが正当な育児法です。病気になっても、それを自分の力で経過し、全うするのでなければ意味がない。それを、治さなくては治らないのだと決めている。怪我をしたところで、その人の自然に繋がる体の働きがあって、その働きで繋がるのでなくては治らないのです。傷口を縫っても貼っても、それは早く繋がるように仕向けることであり、それで …

病気が身体を丈夫にし、大人の身体を育てていく

体に起こるいろいろな変動も、いろいろなコースを経て抵抗力がでてきます。熱が出たり、汗が出たり、その他いろいろなコースを通って経過する。それを中断したらどうなるか。人間が病気になるという意味が解らないで、なるべく罹らないようにしようとしていますが、小さな児から大きくなるのには、いろいろな黴菌や、何かに対する抵抗力をつけて、何処ででも働ける大人になっていかなければならない。だから、病気にさえしなければ …

野口整体と予防接種:子供を丈夫に育てる知恵と覚悟

太郎丸がもうすぐ3歳だ。そんなわけで存在すら知らなかったのだが3歳児健診の案内状が来た。 たしか1歳児検診?かなんかの時だったと思うが、現地に行くとあっちからもこっちからも子供の悲痛な叫び声が聞こえて、「こりゃあなんのための集まりだ‥?」と妙に疲れて帰ってきたことを覚えている。 「身長を測ります」とかいって子供のかかとをギューギュー引っ張ったりするのがちょっと見るに堪えなかった。医は仁術じゃなかっ …

活元運動の反応期に気をつけること

活元運動でも整体指導でもやっていればやがては反応が出る。 下痢をしやすくなったとか、38度以上の熱をよく出すようになったとか、そういうものがよくある反応である。くわしくは昨日の記事で書いた。 活元運動の反応とは 「好転」反応といはいっても経過中は苦しいこともあるので注意はいる。 身体の変動期というのは良くも悪くも刺激を受けやすくなっている無防備な状態なのだ。 まず弛緩反応期というのは、とにかく弛め …

活元運動の好転反応とは

前回の活元会で、活元運動の反応についてご質問があったのでこちらでもお応えいたします。 活元運動は身体のバランスをとる機能を活性化して、自分の力で健康を保てる人を育てるために行います。その結果として、もともとの体力が活発になるので早く病気になり、早く病気を経過する身体になっていきます。 そのために、活元運動をはじめた人は身体が敏感になり、元気になってきたという証明として「反応」があらわれます。 反応 …

10月活元会のお知らせ

10月の活元会を下記の日程で行います。 ■日程 10/5  (木)10:00-12:30 10/14(土)10:00-12:30 10/19(木)10:00-12:30 10/28(土)10:00-12:30 ※12:30-13:00頃まで茶話会 ■内容 野口整体の資料をつかった座学と活元運動の実習 終了後お茶の時間があります(13:00くらいまで 自由参加です) ■参加費 2,000円 ■その他 …

活元運動のからだ

活元運動をやっている人は一種の雰囲気がある、独特の身体になる。と教室ではよくいっているのだが、具体的になにがどう違うのだろうか。 ひとことで言えば「弾力」ということになるが、これはスポーツでいうところの身体の「バネ」とはちょっとちがう。 またゴリゴリの健康体というのともちがうし、押せばはね返ってくるような「活きの良さ」とでもいったらいいだろうか。まあ赤ちゃんのからだである。 ボディーワークつながり …

活元会 2017.9.21:野口整体とは生命に対しての礼

今日の活元会でした。教材のテーマは「生命に対しての礼」。 「野口整体とは何か?」と問われたときに、まず思い浮かべるのは「いのちを大事にすること」ということです。 それは自分の生命も大事にするし、他人の生命も大切に、大事にしていく。 そういう考え方を身をもって学んでいく姿勢を「野口整体」だと、こういうふうに呼んでみるとしっくりいく感じがするのです。 そのために活元運動を学び、愉気法を学び、整体操法を …

足の拇と腰:外反母趾は腰を治すことで再発しなくなる

人間は足の拇(おやゆび)に体重が乗ったことで、直立し両腕が使えるようになった。そしてさらに両手の親指が他の指から独立したことで言語が発達した。 こういう経緯からもわかるように、足の拇はヒトから人間へと自立させた立役者である。まさしく人間存在の要なのだ。 逆もまた真なりで、意欲をなくし、自立性を失いかけた人は足の拇に体重が乗らなくなってくる。これは腰が抜けたことによる随伴現象で、外反母趾の予兆でもあ …