折り紙

昨日の夕方、姉とめいっ子(太郎丸のイトコ)が遊びに来てくれた。

めいっ子のおき土産。

「折り紙でコマ」

origami1

ちなみに3枚使っていて、予想外の回転数に驚愕した

origami2

太郎丸もくぎ付けである。よく遊んでめでたし。

生理周期と月齢(満月・新月)の関連性について

昨日は愉気法講習会だったのですが、いつものお茶室が借りられず6畳のせい氣院の指導室で行いました。参加者5名で、かるくスシ詰め状態・・。

教室で実習しながら思ったのですが、愉気に関してはプロもアマチュアも関係ないなーということ。(むしろプロの方がちょっと荒かったりするのです・・)とにかく「相手の命を大事に、丁寧にやる」ということが大切。ぴた!と手が当てられればお互いが感応して、お腹からぐ~・・って音が聞こえてきます。ゆるむと副交感神経優位となり、消化器は活発になるのだ。
愉気の本質は集中力であるとつくづく感じる今日この頃。次回の教室は24日です。

さて今日は生理周期にまつわる話です。
昨年のことですが、生理周期が3週(21日)という方が2名ほどいらしてました。

そのうちの一人は、同僚の子が生理周期が3週間だったそうで、気が付いたら自分の生理周期がその子に同調してしまったそうです。人の身体はこんな風にお互いに影響しあうんですね。

ここまで極端でなくても、現代は生理周期が短いという方が少なくない。
流れとしては周期は段々短くなってきているのが事実、のようで、大正時代は32日、そして戦時中は30日、と段々短くなってきた経緯があって現代は28日、26日位が多いそうです。

満月とか新月とかに月経や排卵が重なる人がいますが、現実的に月の運行との関連性があるのかどうか?、は今まで僕が身体を観てきた限りでは不明です。(満月に月経、新月に排卵という方が多いそうなのですけどね・・)

生理周期が短いと何かいけないの??と思われる方もいるかもしれませんが、、、
具体的には何も支障がないようにも見えますけど、整体指導を受けて本来の女性らしさが表れてくると生理周期は月齢と同じ28日になるんです。

ですから、やはり生理は身体が整体であるということの一つの目安にはなります。
そして生理不順や、周期が短い人は目を酷使していることが多いです。(それ以外にもいろいろ原因はありますが・・)

とはいっても、パソコンもスマホも使わない生活というのは現実味がないですし、そういう今の生活環境のままでも身体の機能を正常に保てるようでなければ役に立ちません。

野口整体であれば活元運動を定期的に行うことです。これが身体の自然を発揮する一番の近道ですから。活元運動が学べない方は、夜寝るときに子宮や卵巣に手を当てていると3ヶ月から半年位で生理痛や生理不順が安定します。
これはとってもカンタン。^^寝る前に下腹部に手を当てるだけですからね。
気になった方はお試しください。

今日はあっさりめな終わり方ですが、こんなところで。
でわまた。

横浜で逆子を直したいーっていう方にこっそり教える原因と結果の法則

さ、今日は逆子のことを書きます。

あくまで私が見てきたかぎりということですが・・・

と、その前に、「逆子」ってなんですか?っていうところから。

 

ご承知の通り、逆子はお腹の中の赤ちゃんが妊娠8ヵ月くらいを過ぎても頭を上にしていることですね。

一般に妊娠中のノーマルな状態というのは頭が骨盤の間にコクっとはまってるかたちです。これを頭位といいます。

それで、何かの事情で頭とお尻が本来の位置からはずれてい、これは大丈夫か?といって、いろいろやるわけですね。

 

ただ・・・、

聞いてください・・・。

 

例えば、胎児が小さいうちはクルクル動いてます。それが「28週からとか8ヶ月目からはもう動きづらくなってくるので逆子である」とか何とか、いろいろ言いますよね。

それで、まずはですね・・・

 

それって本当ですか?

誰が決めたんですか?

 

っていうことがあると思うんですね。

大きくなるとお腹の中で動くスペースがなくなる、とか言いますけど、

これは外的見地による観念論じゃなかろうか?と私は思うんです。

 

そもそもお腹の皮って言うのは堅物ではないので、引っ張れば伸びるんです。

だから赤ちゃんが意志で「動こう」と思えばいくらでも「ぐねん!」って動けるんです。

整体の世界ではそれはもう生まれる前日まで動く、ということになってるんですね。

私はまたそういうケースを観たことはないんですが、充分ありうる話だと思ってます。

 

で、

当然ですが、病気じゃないし、異常ですらないんです。

何かの、一定の事情があってそういう体勢をとって身を守ってるんです。

だからそれを「異常」と見ないこと。

赤ちゃんは母体の状況や外的要因に対してちゃんと身体を守る姿勢を知ってるんですね。

 

だから、

 

話しかけるんでも、「逆子だから直ってね」ではなくって

「あなたはお利口だね」なんです。

そして、

「生まれるときは頭からよねー♪」と言えばいいです。

とくに9ヶ月を過ぎると、話しかけると結構しっかり反応しますよね。

「言葉」がわかってるんです。

(胎児への話しかけのことはまた別で書こうと思っています)

 

まずは逆子体操とか鍼灸、整体の前に、マインド的な問題。

これを処置してからじゃないとね。

「治そう」、「直って!」は「我」です。

整体のすべての立処は易経の「天・行・健」に由来します。

つまり、

 

天地、自然の全ての運行はいつも健全なんです。

身体は間違えません。生命はくるいません。

だから、それでいいんです。

そういうつもりでまず「受け入れ」て・・・、

それから行動にうつる。

いわゆる

「心・技・体」

まずはマインド、

テクニックは2次的なもの、文字通り「二の次」ですね。

といったとことで、今夜はこの辺で、

また明日お会いしましょう♪

多動症

さ、きのうのつづきです。

活元会の後で、大口のこだわり空間喫茶店『ミカンバコ』でお客さんとお話してたのですが、

雑談の中で、

多動症のこどもはどうしたらいいのでしょうか?

というお話があがったのですが、

そういえば去年の6月頃なぜか、子供をみて下さい、というご相談が続いたときに多動症の相談も一回あったのを思い出しました。

(思えば、去年の6月って地震のあとですね・・)

そのときは、結局お母さんのお話をよくうかがってお子さんにはまったく触れずにおわったのですが、

今は何事もなかったかのように元気にされてます。もちろん「治療」もしてません。

多動症・・・

注意欠陥他動性障害

まぁ、「じっとしてられない」、「一つのことをがんばれない」、「よくものをなくす」、「さわぐ」・・・とかまぁ、それっていわゆる普通の「コドモ」じゃあねぇかって話なんですよね。

だいたいこういうものまで「病気」として扱われるような時代のほうが「オトナげない」気がする。

そして治療だとかいって、いろいろやるわけですよね・・

ん~・・・・・・

ま、私なんかもよくものをなくしますしね。

 

先ずは、いろいろいじくるその前に、

お父さんと、

お母さんが、

ニコニコしてね、

泣いて笑って怒って泣いて(あ2回泣いた)、それで朝起きたら一生懸命働いて、夜はみんなでぐっすり眠って、って生活していれば、

子供はそれでホントに幸せだし、まっすぐ育つと思う。

しいて言えば、それが一番の「治療」じゃないでしょうか。

そうは言ってもね、

人間というのはそう単純な生き物ではないから、

愛ゆえに、

母は苦しまねばならぬ。

愛ゆえに、

父も悩まねばならぬ。

そう、みんな愛深き故の、

不安や期待ですけど・・

こどもを、

信じてあげようぜ。

それも、

「自分の子供」だから、

むずかしんですけどね。

(・▽・)demoダイジョーブ!

逆子に話しかけてると本当に直るんですか?その2

昨日の記事につづいて、逆子について具体的にどうしたらいいの?というご相談があったので、今日は少し書いておきます。

その前に最初に一番大事な話、

それは、

基本的にね・・・

整体って、

セオリー無いです。

(*^^*)はぃ。

とにかく、命は千変万化するってことを下っ腹にずん!って入れておかないと、打ち手の全てが症状に振り回されることになります。

コレ・・、逆だ。

先に「命」があって、そのまわりに病症がある。

病むことは生きることだし、苦悩の中に光ありだ。

それはまあ、いいや・・・

それで、

何が起こるかわからないし、何が起きているのか、は知識をいくら固めても追いつけない。

だから風邪でも、温めればよくなるものもあれば、美味しいものを食べてよくなる場合もある。

運動すればよくなるときもあるし、眠れるだけ眠れば変わることもある。

シャカリキんなって働いてたらうっかり良くなることもあるだろうし、

なくしたと思った財布が見つかったらとたんにイキナリ元気になることもある。

好きな人から電話がかかってきただけで治ることもある。

だから、

逆子もね、

「○○をすれば良くなる」

っていうものはホントはないんです。

逆子体操とかもあるけど、あれをやると中にはよくなる人もいるの。

っていう、ただそれだけの話。

で、それを踏まえたうえで、あまり害にならない方法を少し書いておきます。

まず、

多いのは足の冷え、・・・足冷たいと赤ちゃんは頭下にするの嫌みたいです。^^;

だから、足湯しましょう。

朝晩、5~6分ずつ。

で、お湯につっこみながら足の指をにぎにぎぱぁーしてください。

それから、

後頭部をさわっみてください。

ぶねっとしすぎているのも良くないし、カッチコチもいまいちですね。^^

これは誰かに愉気してもらうといいけど、

それが難しい場合は、チェック↓

眠る時間はどうでしょうか、無駄に夜更かししていませんか?

あと、朝、ごろごろだらだら2度寝、3度寝してないでしょうか。

早めに寝て、さっと起きて散歩しましょう。

散歩は朝じゃなくってもいいです。ただ一人で行います、というよりおなかの赤ちゃんと二人で・・という気持ちで、

トコトコトコトコ・・歩いてください

あとは、

音楽もよく使います。

ノイジーなのは避けて、ソフトなヒーリングミュージックとかクラシックを浴びるようにゆったり聴いてみてくださいね。

ブログでお伝えできるのは、これくらいかな?

あと、大事なことは、あんまりむきになって「直そうとしない」ってことかなぁ。

あせるきもちは当然ね、あると思います。

人によってはね、自分を責める気持ちとかもあると思うんですけどそれはいらないな、ある面ではしょうがないんです。

何かの事情でそうなってるので、当然病気じゃないし、異常でもない。

もしかしたら赤ちゃんの個性かもわかんない。

それと、自分に合うお医者さんをよく探すっていうのもけっこう重要かもね。

妊娠中はなるべくまったりぽわーん、としてるのがいいんだけどね。^^;

どうしてもわかんないことがあればうちにメールでもして聞いてくださいね。

逆子に話しかけてると本当に直るんですか?その1

野口整体の本には逆子のお話があっちこっちに書いてあります。

野口先生がお母さんのおへそに手を当てて、「君、反対だよ」というと元に戻る、という話。

ホントですか?・・(^^;)スゴイよね

僕が今までひき受けたかぎりだと、話しかけてすぐに戻ったことはなかったです。(*^^*)でもね、9ヶ月を過ぎてから来た人でも出産までにはみんな直ってしまいました。

で、大事なのは僕のところに来たら直る、という話ではなくってべつに来なくても気が落ち着いてれば産まれる前日までにはちゃんと直るんだ、っていう話。

さらに、戻らなくてもきちんと時間さえかければ自然分娩も全然できるんだろうな~、とぼくは、(勝手に)そう思ってるんです。

ただ、ぼくだけがそう思っているからってただそれだけの話で、世のお母さんは今はいろいろ大変なのです。妊娠して病院に行くとけっこういろんなことを親切丁寧に教えてくれるらしいんですね。

ときには、「ドキッ」っとするような妊娠出産にまつわるリスクについての説明もあったりで、そういう先生についている人の身体はいつもどこかあせっています。

どんな場合でもそうですが、

あせると身体は乱れます。

整体の技術の根本はいつだって、

時を待つこと、そして波に乗ること。

この2つだから・・(^^*)!ニン

自然の波に添って生活していれば身体は毀れないんです。

自然の波、自然の強弱、速度、そういうもの、命のリズムというか、人間があらがいようがない大きな流れがこの地球の生命の世界にはあるんだね。

だからその流れの上に自分の心と体をポッと浮かべてやるような、そんな気持ちでいればいい。

だから妊婦さんが来たって僕んところでやることはたいしたことではないです。

おふとんの上でコロン♪となってもらって頭に愉気したり、腰とおへそを手ではさむように愉気したりで、そんなことやっているうちにお母さんも赤ちゃんも、ふくっ!とゆるんでくる。

赤ちゃんはもぞもぞするし、お母さんはそのまま寝ちゃったりね・・^^

そんな程度でいいんです。

人間の身体の自然を保つのに、なにもそんな複雑なことはいらんのです。

複雑にしようと思えば、いくらでも複雑に、難解に出来るんです。

でもね、カンタンなの、ほんまはね^^

カンタン=楽観視、あるいは、カンタン=甘く見る

ではないですけど。

身体っていうのはある面では全くくるいがない、くるいようがない自然からの賜りものですね。

だから、そのことをわきまえる。そして畏れて、感謝する。

それが、養生だ。

そういう意味では愉気はもはや神事であり、祭儀だね。^^

お家でもそうやって、そういう気持ちで生活してみるといいかも。

だから、逆子体操で直ることもあるかもわかんないけど、

何でもムキになってやならいでいいってことかな・・。

ちょっと世の中で言っているものとは違った価値観、アプローチ法かもわかんないけど、こんな考え方もあるってことを知っておいて欲しかったの^^

でわね~

自分でできる逆子ケア

当院は開業当初より逆子(骨盤位)のご相談を受けてきました。野口整体では妊娠・出産にまつわる独自の考え方や方法が残されており、逆子の対応も現代医療とはその考え方も対処法も異なります。このページでは自宅でできる逆子ケアということで、この辺りのことを項目ごとにご紹介してみようと思います。

1.過度な刺激は避ける

まず最初に、これだけは守っていただきたいということがあります。それはどんなに今すぐ逆子を治したいと思っても、妊娠期の「荒い、強い刺激」は絶対に避けなければいけません。具体的にはお腹をぎゅーぎゅー押したり、無理なストレッチをしたりすることは母体も胎児も緊張してしまい、逆子が治るどころか反って逆効果になってしまいます。それだけでなく時にケガや事故にもつながる可能性がありますので、不安であってもそのようなことをされている妊婦さんは今すぐやめるようにしましょう。

2.足(下半身)を温める

次にどんな人にも安心して勧められるのは、「足を温める」ことです。一般に「頭寒足熱」といって健康な体は下半身が温かいものです。逆子はお母さんの気がひっくり返っている(頭部が熱く、足が冷たい)時によくなりやすいので、おでこを触って熱いような人は下半身を温めてみましょう。

この場合はホットカーペットや電気ストーブよりも、「足湯」が適しています。整体で「身体を温める」時には蒸しタオルを使うなど、必ず「湿度をともなった熱刺激」を使います。皮膚の構造上、湿度がある方が熱が体内に浸透しやすいようになっているからです。

足湯はやや熱めのお湯で5、6分位が適当です。刺激というのは「ギュッと使って止める」ところまでが刺激です。一度温まって冷めることで、身体が活性化して今度は「自力で温めよう」という体内の力が働きます。これとは逆に、一定時間(だらだらと)外から保温していると、身体が対応してだんだんと冷えてきてしまいます。そのため一日中くつ下の重ね履きをしているなどは、あまりお勧めできません。

3.歩く(散歩)

逆子の中には運動不足によるものがあります。自宅出産が当たり前であった昭和20年代に比べて、現代の妊婦さんは全般に運動が足りません。これには生活環境の変化もありますが、もう一つは医療機関で妊婦さんに「安静」をよく勧めるようになったことも考えられます。明確な持病があるなど是非に安静が必要な場合もありますが、妊娠期はとにかく適度に身体を動かすことが安産の秘訣です。ただスポーツクラブやジムで鍛えると外側の筋肉が固くなり易いので、下手をすると難産につながりますので多くの方には勧められません。やはり自然にインナーマッスル(腰・骨盤の大腰筋や腸骨筋)を刺戟できるウォーキングが最も安全で有効です。

※腰痛があったり、恥骨・股関節が痛むような人は無理やり散歩をしないで、専門家に身体を観てもらった方が良いでしょう。「痛いこと」は身体に無理な負担がかかっていますので、妊娠期は特に避けなければいけません。

4.話しかける

野口整体の育児で特徴的なのは、「子育ては生まれてからでは遅い、受胎と同時に始まるものである」という考え方です(受胎以前も大切です)。その中でも「胎児に話しかける」ということは、身体が出来る以前から、母子の心と心をつなぐ手段として整体では古くから勧めていました。

逆子のお腹に触れていると時おり、全く反応のない子供がいます。受胎以降に何らかの事情で緊張を強いられてきたと思うのですが、こういう子どもでも母体の環境を整えながら話しかけを繰り返しているとやがて胎動も活発になります。心のつながりがよく出来た上で、「逆さまだよ」、「生まれてくるときは頭からにしようね」と言えばほとんとの赤ちゃんが出産までには正常に直ります。

5.熟睡する

眠りは何より大切です。妊娠したら好きなように寝返りが打てるような、のびやかな環境で眠ることを心がけましょう。もしすでにお兄ちゃんお姉ちゃんがいたり、パートナーの方が横にいるおかげで動きや体勢が制限されるようなら一人で寝られるように相談する必要があります。難しい場合もあるかもしれませんが、お腹のお子さんと安産を迎えるためですから、優先順位を明確にして自身の責任で快適な環境を造っていくことが大切です。

もう一つ現代は妊娠してからも男性と同じような労働条件で働いている方が多く、夜遅くまで目にパソコンやスマホの光を浴びていることがよくあります。深夜に目から強い光が入ると脳がその刺戟を受けて、朝夜で切り替わるはずの自律神経系のリズムがくるってしまいます。こうなると眠りの質も大きく低下します(時間もですが「質」が大切です)。床に入ってからもなかなか眠れないような生活は、早めに改めたほうが良いでしょう。

どうしても眠れない習慣が直らない妊婦さんは、蒸しタオルをしぼって目か後頭部(いずれか一方)を5分くらい温めてみてください。これだけで自律神経のバランスが整い、熟睡できるようになる方もいます。

6.人と話す

意外と見落としがちなのが、逆子の時のお母さんの心の状態です。特に初産で近くにご両親がいなかったり相談する人がいない場合などは、妊婦さんは人知れず孤独なものです。そのような時期に逆子になって帝王切開の説明などを受けると、そのストレスでさらに不安になってさらに緊張してしまうことがあります。一人の時間が多すぎる人は、気の合う人と積極的に合って話すなど気分転換をすることもお勧めです。

7.何もしない時間を作る

ここまで「何かする」ことを書きましたが、実はもう一つ「何もしない」ということも大切な方法です。当院には、逆子とわかった途端にネットで調べて逆子体操をして、鍼灸院にお灸をしに行って、整骨院に骨盤矯正に行って、マタニティヨガもやって、というようにバタバタと動き回ってから相談に来られる方がいます。こういう方にはまず「落ち着いて」もらうことが最初の着手になります。

統計的に見ても、逆子のまま出産に至るケースはだいたい4~5%と言われています。妊婦さんが20人いたら一人以下ですね。ですからほとんどの方が「自然に直る」のです。ところが、いろいろなことをやり過ぎて、かえって母子の「自然を乱している」ことが少なくありません。赤ちゃんにも心が働いていますから、お母さんが悩んでいたり、気ぜわしいことは嫌なものです。一日の中でいつでもいいですから、ソファーなどにゆったり腰を掛けて、自分の心と体、それからお腹のお子さんを感じる時間を必ず作ってください。

以上ここでは7つ紹介しましたが、一つ一つの行動よりも全般に「妊婦さんとしての心構え」が見えるように考えて書きました。ですから本当はもっとあなたに合った色々な方法があると思います。原因を知り正確に対処することができれば、大半の方が無事に自然分娩(安産)を迎えることが出来ます。また妊娠期はいろいろな刺戟に対して敏感です。治療院などに行かれる場合は「近いから」などと不用意に選ばずに、よく調べてから(できればお知り合いの紹介などが一番です)相談される方が良いでしょう。逆子の対処は早いに越したことはありませんが、下手にいじると母体にとっては負担にしかなりません。

まずは身体の感覚を確かめながら、上の7つの方法を試してみてください(気持ちの良いことが基準です)。

逆子の原因

逆子はいつから?

「逆子」とは一体どのタイミングで決まるのでしょうか。逆子の原因について考える前に「逆子の定義」についてまず見直すことにしましょう。
多くの医療現場では妊娠してから28週以降で胎児の頭が上になっていると、「もしかしたら逆子かな?」という見方が出てくるようです。またこの位の時期ですと病院・助産院でもあまり気にしないようです。

そこからさらに進んで30週、32週となりますと、一般の医療機関でもそろそろ「何かしましょうか」と動きはじめます。ですからおよそ30週以降でも頭がまだ下にある状態を「逆子」として扱うとみてよさそうです。

 

逆子の本当の原因は?

逆子に対して「何かしましょう」となった場合に、よく行われる対処法としては「お灸」、「逆子体操」、「外回転」が一般的なようです。ですがその前に、「なぜ逆子になったのか?」という「原因」について考えてみる必要があります。
本来は「原因」が解らないと、「正確な対処」のしようがないはずなのです。逆子の原因は、一人一人まったく違いますから、一人一人丁寧にその状況を伺って、「どうして逆子になったのか?」、「ではどうしたら直るのか?」を深く考える必要があるのです。これを行わずにぐいぐいと外から力を加えても、戻らないばかりでなく赤ちゃんが恐がって緊張してしまいます。
ですから整体では先ずはじめに個別に身体をよく観察して、その方だけの本当の原因を見つけ出すことに重点を置きます。
一般には逆子の原因として、「骨盤の大きさ(お母さんの体格)」、「胎盤の位置」、「子宮筋腫のような余病」、「羊水の多少」、「母体の冷え」、「ストレス」などなど・・がよく言われる例です。
整体でもこれに似た見方もありますが、もう少し別な角度で原因を観ていくことがあります。その辺りを下のように3つの項目に大別してご紹介します。

 

1.骨盤がしっかり広がっていない

まず一つ目は骨盤の幅、開き方によるものです。通常妊娠から30週を迎えると、胎児も1500gを越えますので頭部もそれなりのボリュームが出てきます。ですが妊婦さんの生活環境によっては、その週数に比例して骨盤がしっかり開いていないケースがあります。

妊娠期はリラキシンという妊娠期特有のホルモンのおかげで骨格が柔らかくなり、骨盤周辺の組織もゆるんでくるはずなのです。ですが職場や家庭環境などでいろいろなストレスがかかっていますと、骨盤の開閉のポイントである仙腸関節が固くなり、赤ちゃんの頭が入るような充分なスペースがないことがあります。

この場合は出来るだけ早めに生活環境を切り替えて、リラックスできるようにすることを考えましょう。

 

2.骨盤の角度が後傾している

2つ目、もし今あなたが逆子で悩んでいるとしたら、合わせ鏡を使ってご自分の姿勢を横から観てみてください。もしかして「猫背」になっていませんか?

猫背というのは背中だけではなく、骨盤や股関節が大きく関係しています。尾骨が下がって骨盤の上の方が後方に来ているようでしたら要注意です。散歩などの運動が足りていないために骨盤深部の筋肉(インナーマッスル)が弛緩している可能性があります。これがもし腰痛などを伴っているとすれば、逆にどこかで緊張していて(不安やイライラなど)、先ほどとは逆に固くなっているのかもしれません。

これらはご自分で解決するのはやや難しいかもしれませんが、まずは軽めに散歩をしたり、腰に朝と晩、蒸しタオルを当てるなどして、骨盤周辺をやさしく刺激してみましょう。もしこれらで解決しないようでしたら、信頼できる専門家(整体師や鍼灸師、姿勢のトレーナーなど)に相談された方が良いかもしれません。

 

3.心的ストレス

先ほども触れましたが不安やイライラ、他にもドッキリなど、どこかで心理的なストレスを体験されたことで、急に逆子になってしまうことがあります。当院でもこれまでいろいろなケースを観てきました。

例えば「上の子がころんで大ケガをした」、「家族とケンカをした」、「仕事でミスをして叱られた」、「階段で転んだ」などなど、たとえ妊娠中であっても実生活の場ではいろいろな感情体験があるものです。

上のようなショックな出来事があった時には、まず自分の感情を自身で受け止めて、びっくりしたんだね、つらかったんだねとやさしく「感じなおし」をしてあげましょう。

この「感じなおし」を行うことで中には涙が流れてくる方もいます。涙にはストレスホルモンが含まれていますから、嫌なことがあった時にはシッカリ泣くことでスッキリする効果があることが知られています。

泣くことで自律神経の働きも副交感神経優位になりますので、それまでの緊張が一度に抜けやすいのです。

 

 

またこのように自分一人でつらい感情の処理がむずかしいときには家族や助産師さん、あるいは専門のカウンセラーなど、誰かに心の内面の話を聞いてもらうことも良いでしょう。妊娠中は特に、「嫌なこと」を胸の内にため込まず、上手に流れていくように自分自身をよくいたわってあげることが大切です。

出産までの大切な時間を気持ちよく生活できるように、周りの方ともよく話してできるだけ協力してもらいましょう。
以上、最初に書きました通り、逆子の原因は本当に一人ひとり異なります。自分だけで原因が見つからず解決できないなと思われましたら、まだ週数が早いうちに専門の機関に相談されることをお勧めいたします。
<おまけ>
最後にもう一つ、今の妊婦さん全般に言えることですが「目の使い過ぎ」が目立ちます。スマートフォンなどの液晶画面をみる時間は極力控えめにしましょう。現代では「目をしっかり休める」ことも、妊婦さんの大切な仕事です。もちろん胎児にも良い影響となりますので、是非実践してみてください。

マタニティ整体

脱電子レンジ、脱電気釜生活になって玄米圧力釜生活にシフトしたあっひー。

今日は初のコゲコゲ事変になってもうた。大人の味、ビターライスである。

こんにちは、あっひー先生です。うーんジャリジャリ!!

今日はせい氣院に通いながら5月に出産されたOさんが久しぶりにご来院。

僕はときどき子供にこわがれたりするんだけど、赤ちゃんが終始笑顔なので「ホッ」と、した。^^;

妊娠中に愉気を受けていたお子さんはやっぱりどこか雰囲気が違うんですよね。

なんていうか・・ぽやん、としてます^^

妊娠中の場合はお母さんといっしょに赤ちゃんに愉気をします。どっちかっていうと赤ちゃんがメイン。。かな・・?いや、50/50ですね。

野口整体では妊娠中お腹の中にいるうちの愉気は生まれてからの3年分の愉気にまさる、というんですね。

とにかく生まれる前からみている赤ちゃんは指導室にきても静かにしています。お腹ん中にいたときにここに来ていたことを覚えているんじゃないかな。軽いノスタルジーに浸ってるのかもね。^^

あひ「静かな赤ちゃんですね~・・。」

Oさん「そうですね、なんかまわりの赤ちゃんよりものんびりした子です。やっぱり整体出産・整体育児がいいでんすよね。」

あひ「やっぱそうなのかな~そうなんですね・・。」

Oさん「・・・先生だっこしてみますか?^^」

あひ「えっ!!(  ゚ ▽ ゚ ;)エッ!! いや!イイッスイイッス!!!」

Oさん「えーなんでー?^^」

あひ「こ、こわいから・・・ (・・;)」

Oさん「えーなんでなんでー(*^o^*)アハハ」

あひ「なんでもー・・(^へ^;)」

んーーなんてのどかな会話なんでしょう・・(笑)

ご出産前はちょっと外反母趾気味に指が痛かったそうなのですが、今はもう平気になったそうです。

産後の起き上がり方、両方の骨盤が揃った時に立ったので腰もきちっとしました。それで親指にもしっかり重心がのるようになったんですね。いつの世もお母ちゃんは強くて可愛いのだ。(人にもよるがな・・)

出産はやっぱりオンナが「丈夫に」、「きれいに」なるチャンスなんですね。

女の人は生理もあるし、からだが好転するきっかけが何度もあっていいなぁとか思います。^^いろいろ男にはわからない、ツラいこともあるみたいですけど。。

特に意識はしてこなかったけどあっひーんとこって出産が絡んだお仕事の縁が多い。それもけっこうスリリングでドラマティックなやつ。(笑)

まぁ、なんていうか・・、「生まれる」ってすごいこと。ほんとにスゴイですよね。

この世に生まれるってすごい・・、ですよね。不思議といったら、こんな不思議は他にない。

この不思議は人間には永久にわからないし、わからなくていいこと?ですよね。あっひーはそう思う。静かに祈ってればそれでいい。

野口整体を知るまでは「死ぬ」の反対が「生きる」とか、「生まれる」だと思っていたけど、「死ぬ」と「生まれる」は一つの現象の二つの側面。同じことだった。

「成長」と「老化」もそう。

一つの現象をその時の都合のいい「主観」で言い変えているだけ。

じゃぁ、「死ぬ」の反対は???、、、

それはたぶん、あっひー的には、、、

「生きない」 ・・・だと思う。

自分をごまかしたりしてると「死んでも死に切れない」みたいなことになるんじゃないかな・・・。

「オレは気高く生きるぞ!!」っていうのと「オレはかっこよく死ぬぞ!」っていうのは同じ意味。

今日の命に対する感謝を忘れないこと。ということにつきるかな。「ありがとう」っていうと幸せになれるよっていうのはそういう意味なんだ。きっと。

幸せって、産んでくれてありがとうなんだよね。若いうちは、未熟なうちはそう思えないことが多いけど、最後はそうなりたいなぁ。

そして、

たしか今日のタイトルは、

「マタニティ整体」・・。

あれ?(^^;)

不妊治療と言わずに

昨日はしばらくぶりにお越しになったお客さんが赤ちゃんのお顔を見せに来てくれました。ぅ~ん、可愛いかった・・子供苦手なんですけどね。。

あらためて、生まれたばかりの身体っていろんなところがよく動くんだな~~って思いました。オムツをしない整体育児で通している気合の入ったママさんだ。

「なかなか赤ちゃんができない」というのが当初のお悩みだったのですが、通院しながら半ば忘れかけた頃に妊娠したのがおよそ1年半前。早いなぁ。

具体的には足を温めてよく眠れるようにした気がしますが、今にして思うと、「気が落ち着いたこと」、「心ががゆるんだこと」が結果に繋がったと思う。

整体を始めてからわかったことですが、今って「結婚してから赤ちゃんがなかなかできない」という方は決して珍しくないのです。というか以外に多いんですよね。

そして、お子さんができない時にみなさんが取られている方法は

主に・・・

・自然に任せて待つ

・病院に相談する

・はり・灸に通う

・・・くらいな気がします。

どうも、「整体」に行ってみようか。という方は少ないみたいですね。

これまで仕事として妊娠出産の経過を見ながら感じたことは、

妊娠・出産は何より「気分の状態」が優先される

ということです。

だから今の悩みや症状を平癒にもっていくためには、気や心を乱しているものを取り除いてあげればいいのです。(基本的に‥)

それは体から無駄な力を抜く、ストレスに抵抗できる呼吸と姿勢を作る。という、これが全てといっても過言ではありません。

私は基本的には、「命は神さまが決める」と思っていますが、その一方で「自分がどういう行動をしたのか?」も同じくらい重視しています。

いつも思うのは、不妊治療のために「膨大にお金がかかること」、「リスクの高い行為」はお勧めしません。

まずは活元運動から始めていただいたらいいなと思うのです。^^