逆子に話しかけてると本当に直るんですか?その1

野口整体の本には逆子のお話があっちこっちに書いてあります。

野口先生がお母さんのおへそに手を当てて、「君、反対だよ」というと元に戻る、という話。

ホントですか?・・(^^;)スゴイよね

僕が今までひき受けたかぎりだと、話しかけてすぐに戻ったことはなかったです。(*^^*)でもね、9ヶ月を過ぎてから来た人でも出産までにはみんな直ってしまいました。

で、大事なのは僕のところに来たら直る、という話ではなくってべつに来なくても気が落ち着いてれば産まれる前日までにはちゃんと直るんだ、っていう話。

さらに、戻らなくてもきちんと時間さえかければ自然分娩も全然できるんだろうな~、とぼくは、(勝手に)そう思ってるんです。

ただ、ぼくだけがそう思っているからってただそれだけの話で、世のお母さんは今はいろいろ大変なのです。妊娠して病院に行くとけっこういろんなことを親切丁寧に教えてくれるらしいんですね。

ときには、「ドキッ」っとするような妊娠出産にまつわるリスクについての説明もあったりで、そういう先生についている人の身体はいつもどこかあせっています。

どんな場合でもそうですが、

あせると身体は乱れます。

整体の技術の根本はいつだって、

時を待つこと、そして波に乗ること。

この2つだから・・(^^*)!ニン

自然の波に添って生活していれば身体は毀れないんです。

自然の波、自然の強弱、速度、そういうもの、命のリズムというか、人間があらがいようがない大きな流れがこの地球の生命の世界にはあるんだね。

だからその流れの上に自分の心と体をポッと浮かべてやるような、そんな気持ちでいればいい。

だから妊婦さんが来たって僕んところでやることはたいしたことではないです。

おふとんの上でコロン♪となってもらって頭に愉気したり、腰とおへそを手ではさむように愉気したりで、そんなことやっているうちにお母さんも赤ちゃんも、ふくっ!とゆるんでくる。

赤ちゃんはもぞもぞするし、お母さんはそのまま寝ちゃったりね・・^^

そんな程度でいいんです。

人間の身体の自然を保つのに、なにもそんな複雑なことはいらんのです。

複雑にしようと思えば、いくらでも複雑に、難解に出来るんです。

でもね、カンタンなの、ほんまはね^^

カンタン=楽観視、あるいは、カンタン=甘く見る

ではないですけど。

身体っていうのはある面では全くくるいがない、くるいようがない自然からの賜りものですね。

だから、そのことをわきまえる。そして畏れて、感謝する。

それが、養生だ。

そういう意味では愉気はもはや神事であり、祭儀だね。^^

お家でもそうやって、そういう気持ちで生活してみるといいかも。

だから、逆子体操で直ることもあるかもわかんないけど、

何でもムキになってやならいでいいってことかな・・。

ちょっと世の中で言っているものとは違った価値観、アプローチ法かもわかんないけど、こんな考え方もあるってことを知っておいて欲しかったの^^

でわね~