涙の力 愉気の力

今日は潜在意識教育の話

ていうのも、

昼間、仕事の合間にフェイスブックを見たら・・・

「泣くことを恐れるな。涙はこころの痛みを流し去ってくれるのだから。」(ネイティブ・アメリカン ホピ族)

っていうのがふわっと目に飛びこんできて・・・、

身体をみる仕事をしている立場から、このことについてあっひー、深く深く考えさせられたのである。

ふっと連想したのは、野口先生のこの言葉

「笑うだけ笑ったあとは可笑しくない 泣くだけ泣いたあとは悲しさは残らない」

これってね、健やか生きるってことを考える上ですごく大事なこと、なんですね。

人間の感情の発露はやはり身体以外に無いのだから。

僕の仕事で言うと、あちこちにコリがあってつらいという人でも、泣くといっ気に身体が変わることがあるんです。

野口整体の仕事で扱うのは感情だけど、だからといって感情だけをつかみ出してコネコネいじることはできないんですね。

その感情が実体化したものとしての身体にふれて、身体への刺激を通して感情にまたフィードバックする。

幸せだから笑っているんじゃなくって、笑っているから幸せなんだ、というあれです。

それで、

「整体」っていうのはいつも仏様みたいにニコニコ笑っていることじゃないんです。

感情がきちっと体表上に現れていることなんです。

だから、怒るときには怒る、泣くときには泣く、笑うときにはきちっと笑う。

これがしっかり生活の中で行われている人は、身体に調度いい弾力があるんです。

それで、そうい人の動作とか表情には「美」が、ある。

整体ってなんですかっていったときに、それは・・・

「美しく生きる」、ということと「気高く生きる」、って、そういうこと、だと思うのです。

そういう心象風景は笑った顔にみんな現れる。

だから、

せい氣院では指導の最後に笑った顔を、よーく観ます。

愉気がどれくらい通ったかそこでがわかる。

笑顔っていうのは、潜在意識の中に溜め込まれた、愛と体温の記憶があふれ出したものなんだよね。

だから、足りなかったら後から足してあげればいい。

それがまあ、

「愉気」・・・(*^^*)だの。