さ、今日は逆子のことを書きます。
あくまで私が見てきたかぎりということですが・・・
と、その前に、「逆子」ってなんですか?っていうところから。
ご承知の通り、逆子はお腹の中の赤ちゃんが妊娠8ヵ月くらいを過ぎても頭を上にしていることですね。
一般に妊娠中のノーマルな状態というのは頭が骨盤の間にコクっとはまってるかたちです。これを頭位といいます。
それで、何かの事情で頭とお尻が本来の位置からはずれてい、これは大丈夫か?といって、いろいろやるわけですね。
ただ・・・、
聞いてください・・・。
例えば、胎児が小さいうちはクルクル動いてます。それが「28週からとか8ヶ月目からはもう動きづらくなってくるので逆子である」とか何とか、いろいろ言いますよね。
それで、まずはですね・・・
それって本当ですか?
誰が決めたんですか?
っていうことがあると思うんですね。
大きくなるとお腹の中で動くスペースがなくなる、とか言いますけど、
これは外的見地による観念論じゃなかろうか?と私は思うんです。
そもそもお腹の皮って言うのは堅物ではないので、引っ張れば伸びるんです。
だから赤ちゃんが意志で「動こう」と思えばいくらでも「ぐねん!」って動けるんです。
整体の世界ではそれはもう生まれる前日まで動く、ということになってるんですね。
私はまたそういうケースを観たことはないんですが、充分ありうる話だと思ってます。
で、
当然ですが、病気じゃないし、異常ですらないんです。
何かの、一定の事情があってそういう体勢をとって身を守ってるんです。
だからそれを「異常」と見ないこと。
赤ちゃんは母体の状況や外的要因に対してちゃんと身体を守る姿勢を知ってるんですね。
だから、
話しかけるんでも、「逆子だから直ってね」ではなくって
「あなたはお利口だね」なんです。
そして、
「生まれるときは頭からよねー♪」と言えばいいです。
とくに9ヶ月を過ぎると、話しかけると結構しっかり反応しますよね。
「言葉」がわかってるんです。
(胎児への話しかけのことはまた別で書こうと思っています)
まずは逆子体操とか鍼灸、整体の前に、マインド的な問題。
これを処置してからじゃないとね。
「治そう」、「直って!」は「我」です。
整体のすべての立処は易経の「天・行・健」に由来します。
つまり、
天地、自然の全ての運行はいつも健全なんです。
身体は間違えません。生命はくるいません。
だから、それでいいんです。
そういうつもりでまず「受け入れ」て・・・、
それから行動にうつる。
いわゆる
「心・技・体」
まずはマインド、
テクニックは2次的なもの、文字通り「二の次」ですね。
といったとことで、今夜はこの辺で、
また明日お会いしましょう♪