日記・考えたこと

夏休みの最後に子どもと江ノ島に行った。今年はプールにはずいぶん行ったけど、海水浴はこれが最初で最後になりそうだ。 ライフジャケットを着せていたとはいえ、大きな波が来ると小学二年の体が一瞬消える。ひと時も目が離せないので疲

教養

妻から車内暴力のニュースを聞いた。50代の男が電車のガラスを割ったそうだが、昔だったら初老の域でも現代では力の余っている人が多い。 とはいえ火事と喧嘩は江戸の華とかいう古語もあるくらいだから、一口に現代だから…とは言い切 教養

根性

子どもが少年野球のチームに入ったので父親の私も補佐役として止む無く球界入りを果たした。 生来運動音痴だった私は幼少のころから野球に近づくことなどありえなかったのだが、人間長く生きてみると何があるかわからないものである。 根性

つながり

西洋史にも国際情勢にも疎い私は今欧州で起っていることを戦争といってよいのか、何といってよいのかわからない。けれども何か前近代を思わせるような人間の原始的な暴力に傷ましさを覚える。テクノロジーが進歩してもそれを扱うヒトの構 つながり

迎春

昔の思い出になるが私の実家に父が彫った寅年用の木版画があった。おそらく48年前のものだろう。 細密な虎の画のわきに「迎春」と彫られていたのが記憶に鮮明である。この寒いのに、花も付かないのに、どうして春なのか、とうのが子ど 迎春

暗示

この2週間ばかり催眠、暗示の効果を検証していた。 例えば子供に「朝起きるとすっきり目が覚めて、起き上がる」という暗示を与えておくとその通りになる。 たしかにその通りにはなるけれども、果たして子供の様子は妙であった。考えて 暗示

AI

知らぬ間に横浜駅の地下街にAIの案内設備が置かれていた。「aiさくらさん」で検索すると詳細が出てくる。 道を聞く用があったのでタッチパネルに触れながら口頭で質問をしたら、流暢な、しっかりした日本語で目的地まで案内してくれ AI

死の恐怖

コロナ禍の様子を外から眺めていて、何故ここまで衛生法や薬に頼ろうとするのかなかなか理解できなかった。 それをあるきっかけで「どうしてこんなにも病気を怖がるのか」と視点を変えると、少し見える景色が変わってきた。 「病気にな 死の恐怖

野の医療

河合香吏,1987『野の医療 ー 牧畜民チャムスの身体世界』東京大学出版会 東アフリカ、ケニアに住むチャムスという牧畜民の医療(医学)を通じて現地の人々の身体観にせまろうとしたフィールドワークの記録と考察の書。 『野の医 野の医療