自重

今年になってようやく春の身体の変動というのがよく分るようになった。兎に角みんな一様に活元運動がよく出るようになる。皮ふはゆるんで汗も出るし、これまでの寒かった気候からうってかわって身体の表情が豊かだ。 それだけではなく、なんとなく「ポヤー」っとしている人も多い。ほんわりと「気分が良い」という感じもあるし、ハイにもなる。新しいことや、変わったことがやってみたくなったり、全般に「動的」でもある。こうい …

立腰教育入門

前回のミツコの記事から、「立腰(りつよう)って何だ」ということを改めて考えてみた。そもそも立腰という言葉の出典は、森信三著 『新版 立腰教育入門』に由来する。以下、同著からの引用する。 p.7「われわれ人間が、真に主体の立った人間になる最も具体的な着手点は、結局常時、腰骨を立てつづける事の他にないのである。」 p.10「われわれ人間は心身相即的存在ゆえ、性根の確かな人間にしようと思えば、まず体から …

立腰の教え

今日はミツコです。 ------------ 先日のこと。 「包丁の使い方がうまくなったね。腰が少しずつ使えるようになってきた。」 と、先生がいう。 包丁は引いて切るものだけど、どうしても真下に向かって力を入れてしまい、よく刃先をだめにして先生に研いでもらっていたのが、最近は研ぐ頻度が減ってきた。 先生曰く、包丁を上手に使いこなすには腰が入っていないと難しいと。 テーブルを拭くときも腰が入っている …

続・玉子焼き

前回の焦げた記事はこちら くやしいのでもう一回・・・ ゆーくりゆーくり慎重に・・・ で・・ できたゾ(・_・) 今回はミルフィーユ状に6層くらいになってます。お隣はわかめフリカケのごはん。 はー、これでスッキリ。

待つ

ミツコに続いて太郎丸も風邪を引いた。熱がなかなか下がらないので一時不安にもなったけど、それでも何もしないで待っていたらやがて症状は消えた。整体には「風邪は体の自然良能」という概念があって、病気は中断させずに最後まで使い切ること(病症経過)を説く。人為的に治すことよりも、命が一番良い働きをできるように、身体を整えてひたすら待つのだ。今回の太郎丸の場合は、熱が終わったら肌がつるっつるになった。それまで …

2月 横浜活元会

2月活元指導の会のご案内です。 ・2月27日(土)10時30分~13時00分(受付は10時から) ・場所 せい氣院内 ・参加費用 2,500円(初回3,000円) ・(内容)坐学(1時間)・活元運動(1時間)・静坐(30分) ・終了後はお茶をご用意します(自由参加・整体に関する質問などお受けします) ※先月につづいて坐学では野口先生の『偶感集』を使って音読を行います。 初めて参加される方はHPの「 …

片付け

今さらながら「掃除」は大切だ。何かわからないけど「調子が変だ」という時はたいてい家の中が散らかっている。この「散らかっている」ということに気付いたらしめたもので、その時はもう調子が戻ってきたと見て間違いない。さーっと一息に片づける頃には完全に自分のリズムが戻っているからだ。部屋を片付けたから調子が戻ったのではなくて、「片付けている」ことと「自身の状態」は一つである。本当の因果ってこんな風にズレがな …

定休日だったのでミツコと太郎丸と3人で六本木アクシスビルの中にあるサボア・ヴィーブルに行ってきた。知人の個展を観に伺ったのだけど、ふだんは反町・横浜からめったに離れることがないので、完全にお登りさんの心境である。 ギャラリー内は質にこだわった作品が整然と並んでいた。芸術作品はどれも一点ものなので、やっぱり普通の「お店」とは気の密度が違う。一点一点が独特の雰囲気を醸し出しているので、良いモノに触れた …

審美眼

昨日のブログ記事に関連してミツコに訊ねられた。「肩が落ちてると、肩を落とすは別ものだよね?」という話だが、整体というよりも国語の疑問であった。肩を「ガックリ」落とすということになると、これは「失意」を現しているので、あまりいいとは言えないだろうな。その場合は「落とす」とも言えるが、むしろ肩が胸の方に巻いているのだ。当然猫背にもなるし、眉間も固くなる。いい空想も出てこないし、腰だって伸びない。生きて …