開業当初はあまり年齢層が絞れていなかったが、現在せい氣院に通われている方は30代の前半から40代の半ばくらいの方が圧倒的に多い。 ときおり還暦を控えたような方も来られるけれども、だいたい3~5回(2~3ヶ月)通ったあたりで当初の主訴が解消されると同時に「卒業」されていく。 その主訴というのも腰痛や動悸、息切れ、血糖値の異常といった年齢相応のトラブルに対して、病院の処置に満足がいかずに来院されるとい …
活元会 2017.10.19:ユングが直感した西洋的自我(理性)の限界性と身体(感覚・感情・無意識)に秘められた可能性
今日は活元会でした。 いつもいいますが長く続けている方は運動が変わってきます。だいたい腰椎部の芯から動くようになってくると、「ああ、それっぽいなー」という感じがします。 長いと言ってもそもそもうちの会自体が古くはないので、3~4年くらいですけれど。 それでも新しい方が来てはじめられると、前から来られている方には年季を感じます。私は三日坊主の王様みたいな人間ですが、こんなときはやっぱり「継続」って大 …
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活元運動は体を敏感に保つために行うもの
活元運動をやると、胃腸が自然に動き出します。けれども、潰瘍を治そうと思ったり、そういう雑念で活元運動をやったのではよくなりません。 本当に無心(天心)でやり得れば、潰瘍もなくなります。 ですから、病名がつけられるほど体がこわれて、それから治すことを決めるといったやり方は、泥棒が出て行ってから縄をなっているようなものです。 いや、泥棒を見て縄をなうより、ずーっとおそいんです。 なにか異常を体に感じた …
活元運動は生命の根源的統一へ向かう動き:不変を以って万変に応ず
そこで、活元運動をやっていると、体全体の運動が統一されます。もちろん胃袋は筋肉の運動によって左右できるのだから、体全部の運動系とみな関連があるのですから、活元運動をやっていれば、自然に(胃の)酸が調節されていきます。 酸の多少にかぎらず、胃袋が下がっているのは上がってくるし、ふくれているのは縮むし、潰瘍もなくなっていきます。(野口晴哉著『健康生活の原理ー活元運動のすすめー』全生社 pp.145-1 …
活元運動で吐き気がしてしまう人は最初の呼吸法(邪気の吐出)をしっかりやること
〔質問〕 胃酸が出すぎて治りません。活元運動をやるとよくなると伺いましたが、胃酸の多少と活元運動の関係についてお訊ねします。 答 生理的にみると、首からきている迷走神経が働くと胃酸の分泌は多くなります。胃酸自体は、腎臓から捨てる尿酸のうちの捨てきれなかった分であって、いってみれば廃物利用です。かなり筋肉が疲れないとその酸はできません。 つまり筋肉をつかって尿酸で捨てて、その余ったのが胃酸になるので …
活元会 2017.10.14:「個性化」とは?人生の後半に充実感を持たせるための大切なプロセス
昨日は活元会でした。 今回の教材はこちら。 『ユング心理学と現代の危機』河出書房新社 著者は複数、湯浅泰雄、高橋豊、安藤治、田中公明の四氏。うち、高橋豊氏のパートから。 テーマは「個性化」です。 まず「個性化」というのが少し専門的ですから、これについてまず河合隼雄先生の『ユング心理学入門』より引用してみると、 個人に内在する可能性を実現し、その自我を高次の全体性へと志向せしめる努力の過程を、ユング …
ガスストーブ
10月中旬ですが‥ 寒すぎるので‥‥ 指導室にストーブ登場。 来週から快適です。
忙中閑あり
日本の現代社会を生きている人ならまず「閑(ひま)」な人などいないだろう。 ともかく「何もしていない」人など見つけること自体、困難を極める。 電車に乗っていてもスマホを凝視、降りても凝視、あるいはパソコンを開く、テレビを観る。 頭の中をあらゆるジャンルの情報が無作為に駆け抜ける生活をされている方が圧倒的に多い。 それが「良い、悪い」ということはまったく当人の趣味嗜好だが、そのような毎日にあって「本来 …
アレルギー症も活元運動をやっているだけでよいのか:それ以前に整体の生命観を理解することが大切
〔質問〕 アレルギー症も活元運動をやっているだけでよろしいのでしょうか。 答 アレルギーというのは敏感な、感じすぎるという状態です。 活元運動をやっていると、一時はその過敏が強調されるが、すぐに正常な状態に還ります。 鈍いのよりはいいです。 アレルギー症には、体のアレルギーと頭のアレルギーの二つの場合があります。 頭で空想すると、ちょうどレモンを見ると唾が出易くなるように、空想すると体に過敏に作用 …
活元運動をつづけていくと‥
〔質問〕 長い間活元運動をしている人は反応の三段階が終ってから、運動が変化していますか。 答 その日その日の体の使い方で、それを調整する運動が起こりますから、始終変化しています。 ただ必要な運動が端的に出るようになりますから運動時間が短くなります。 多摩川の向こうに幼稚園がありまして、そこで子供達が毎朝活元運動をしているのです。 すると、他の幼稚園では怪我する子が日に何十人か出るのに、そこでは一人 …