祈りのかたち

整体の仕事をしていると「整体で○○は治りますか?」とか「野口整体の愉氣だけで治りますか?」と期待を込めて尋ねていただくことがる。そんな時僕はあまり上手くお話ができないことが多い。最近では整体の手当て、愉氣の本質は人間を自然に帰すための、掴みどころのない愛情のようなものだと思っているからだ。 大学生の時僕はずいぶんと心理学の本を読んでいた時期があった。エーリッヒ・フロムとかいろいろ読んだ中で印象に残 …

そういうふうにできている

今日は電車に乗って出かけた。駅の階段を登りながら観ていると背中を固くしている人が多い。この数日間気温が冷えたからだろうな。明日から暖かくなるらしいのであと1~2週間くらいしたら呼吸器系統の風邪が流行るだろうか。 冷たい空気に触れると筋肉が縮み汗が出にくくなってくる。そして小水の量が増えてバランスがとれてくるわけだが、こういうときの尿は色やにおいが濃い。それでも調整が間に合わないと咳をしたり鼻水を出 …

もの言わぬもの

操法室の廊下にある観葉植物が根ぐされしてしまった。水をやるタイミングが良くなかったたみたいで…。ごめんなさい。。花屋さんに持っていって相談すると葉っぱはまだ生きているので葉の途中で切って水栽培にすればまた再生しますよと教えて頂いた。 整体操法のコツを言い表す「機・度・間」という言葉がある。意訳すると「機会・度合・間合い」となりますが植物の世話もそれは一緒だったということだ。 野口整体の本に野口先生 …

野生の哲学

今日は往来での派手に転んでしまった。通りがかりの親切な方が「救急車呼びましょうか…?」聞いて下ったのだからきっと結構な勢いだったのでしょうね。。(ありがとうございました。親切な人。) しばらくたってみるとモーレツに眠い。打撲は体力を消耗するのだ。つづいていま、夜になって打った膝が曲がらなくなってきた。曲がらなくなったということは、これから2日ほどかけて水がたまり膝を保護していく準備だ。こういうとき …

花粉症

僕もかつては春先になると花粉に困惑していた。整体の恩恵なのか今ではだいぶ軽症になったが、やはり諸所の理由で油断をするとべしょべしょになってしまう。 今の日本にはいわゆる花粉症も立派な産業の対象になっている。実際花粉症がこの世から消えたら痛手を受ける製薬会社や耳鼻科の先生もいらっしゃるんじゃなかろか。僕も野口整体に出会う前に一旦は医者にかかった口だが、すぐに行くのをやめてしまった。対処法が花粉ばかり …

銀しゃりでもやもや

季節がら日によって花粉の反応がでてしまう。最近氣がついたが目が痒かったり鼻水が出やすい日はどうも米を食い過ぎている時だ。最近は涙や鼻水と一緒に何かを体の外に排出しているのかもしれないと思い始めめた。 以前ある人から白米の食べ過ぎは頭がぼやけるという話を聞いたことがあるが、整体を仕事としている人の中にも現代人の失調の原因の多くは白糖と白米の取りすぎと断じて、せっせと玄米を進めている人がいる。 100 …

胴体力

空手のプロの方の背中を観させて頂いた。勝負師的な、腰に捻じれ傾向のある方で以前は尿詰まりの体をしていらした。 腰椎の3番が捻じれると泌尿器に影響が出るが、今日は捻じれがなく以前あった残尿感が最近はないとのことだった。 お話を伺うと胴体力というメソッドを本で読みながら研究、実践されたとのことだった。門外漢の僕は胴体力については伊藤昇さんという武術の人が創られたということしか知らない。 10代から空手 …

近視

昨日目黒の治療家の先生と食事をした折に「整体をやるなら朝比奈さんは自分の近視を克服してみてはどうか。メガネなんかいらないでしょ。」と言われた。 そして今日は以前お世話になっていた空手の先生に用があって電話をしたら、最近お子さんが近視になってメガネを作ったというお話を伺った。また近視の話だった。 野口整体では近視に愉氣をしたら治ったという話を読んだことがあるが、整体に限らずこれまでに近視を克服したと …

春の眠りと後頭部

春先は寒さに耐えるため縮まっていた骨や関節が開いて来る。その中で後頭部にも一様に変化が現れる。 整体では頭部の調整は秋にやることが多いのだが、この季節の後頭部の状態もいろいろ個人差があるので場合によっては愉氣をする。 後頭部は眠りの深さと関連が深い。後頭部を触ってブネブネしていると眠りが浅いためによく夢を見る。そして2度寝、3度寝をしてしまうパターンが見受けられるのだ。整体ではこういう状態をエネル …

足の裏は語る

近頃横綱、元横綱の動向を中心に相撲のニュースが多かった。僕は身体に興味がある人間だがとりわけ相撲の話には喰いつく、なぜか…。その相撲ネタの一つとして前から横綱の土俵入りの型の四股はなぜ左2回・右1回なのか氣になっていた。 整体で左足というとケガとの関連性を思い出す。左足をケガするときは感情のつかえ、情動との関連を斟酌する。重心の右左差という観点で街を歩いている人を観ていくと左重心の人が多い。どうも …