そういうふうにできている

今日は電車に乗って出かけた。駅の階段を登りながら観ていると背中を固くしている人が多い。この数日間気温が冷えたからだろうな。明日から暖かくなるらしいのであと1~2週間くらいしたら呼吸器系統の風邪が流行るだろうか。

冷たい空気に触れると筋肉が縮み汗が出にくくなってくる。そして小水の量が増えてバランスがとれてくるわけだが、こういうときの尿は色やにおいが濃い。それでも調整が間に合わないと咳をしたり鼻水を出したりしながら身体の弾力を保っていく。

よく自然の前で人間は無力だという、そういう話たまにあるが、それは人間自体が自然だということを忘れてしまったから出てくる言葉だ。健康法だと思いこんで、温めたり冷やしたり無理に押したり引っ張ったりいろいろとその自然に抗うようなことばかりをやって自然にはかなわないなどと言っているのは可笑しい。あまり無理をかけずに自然にかなった生活をすればいいだけなのだが。

整体には身体が冷えた時に足の中指と薬指の間を広げるように愉氣するという方法があるが、これも身体を冷やしている真っ最中にやっても効果はあがらない。暖かくなったのにいつまでも寒いつもりでいる身体にその機を教えるように愉氣すると良いのだ。

身体というのは完成された自然からの授かりものだ。そういう身体というか生命に触れるための整体操法は神事だとすら思う。人間の得た知恵でできることといったら生命に対する無益な摩擦を取り除くことくらいだ。

そういうふうにできている (新潮文庫)Bookそういうふうにできている (新潮文庫)

著者:さくら ももこ販売元:新潮社Amazon.co.jpで詳細を確認する