もの言わぬもの

操法室の廊下にある観葉植物が根ぐされしてしまった。水をやるタイミングが良くなかったたみたいで…。ごめんなさい。。花屋さんに持っていって相談すると葉っぱはまだ生きているので葉の途中で切って水栽培にすればまた再生しますよと教えて頂いた。

整体操法のコツを言い表す「機・度・間」という言葉がある。意訳すると「機会・度合・間合い」となりますが植物の世話もそれは一緒だったということだ。

野口整体の本に野口先生の愛犬の世話をする弟子のエピソードが綴られたものがある。犬の散歩を受け持っていたあるお弟子さんが、散歩をサボって原っぱで昼寝して帰ると犬が運動していないと先生に見破られてしまうという内容だ。ここでは犬の散歩も物言わぬものの訴えを聴くことで機・度・間を掴ませるための修行だったという話だった。

植物も意思を伝える言葉を持っていないが、同じように命があるものだ。氣を集めて毎日観察していれば水をやる時期や度合いももっと良く見えてくるはず。今日から観葉植物にも愉氣をしながら水やりをしてみようと思う。