何年か前に『うつは薬で治らない』という本を読んだが内容を全く覚えていない。ただ実際の所そうだといって相違ない。2010年に出版されたとなっているから、6年経った現在ではほぼ周知の事実と成りつつあるのではないか。こんな事を言うと大変問題があるかもしれないが、私は「うつ病」という病気の存在自体を否定している。「標準医療」の世界では「うつ」がどういう状態を指しているのか、改めて定義を調べてみた。 うつ病 …
PMS(月経前症候群)と骨盤の関係
「PMS」のご相談はよく受けますが、症状を伺うと「イライラする」とか「頭が痛くな」るとか多様すぎて何のことを言っているのかずっとわからなかった。何かわからなくても、女の人はは骨盤の可動性を見て、弾力が戻るように刺激すればやがて体調は良くなる。女性の身体はそういう点で良く出来ていて、頭が痛くてもお腹が痛くても、骨盤の可動性さえ見ていればほとんど治ってしまう。 最近になってようやく「PMSってなに?」 …
離乳食に偏食はない:子供の「食べない」には理由がある
今春から太郎丸は保育園だ。事前に下見に何回か行ってるけど、やっぱり泣かない。人見知りしないのだ。幼児が知らない人をみて泣くのは、かつて「初めて会った人」でこわい思いをしたからである。 具体的には、まず産湯とか。これが熱すぎると、やっぱりこわいと感じる。だけど生まれたばかりの子は「熱い!」とは思わないで、「!っ・・」と思う。次に「これはとんでもない世界に来た」とそう思う。そうするとまず初めて触れるも …
整体教育概論
来院される方を職業別に見ると、医療関係者以上に学校の先生が多い。もしかしたら歴代トップかもしれない。 最初はみんな身体の不調の相談で来られるが、問題が消えるにしたがって「整体指導を受ける目的」は多様に枝分かれしてくる。 ただ全般的にいって、「痛みが消えたらもう用がない」という人は稀で、当初の問題が解決する頃には「よりよい生き方」を模索して身体感覚の変化と成長を楽しまれる方が多いようだ。 そう言う中 …
妊娠中の恥骨痛の原因
先月はじめて来られた妊婦さんが「恥骨がすごく痛い」という。「すごく痛い」は稀かもしれないが、妊娠期に恥骨に違和感を感じる方はだいたい1~2割位いる。妊娠期はリラキシンというホルモンの影響で恥骨(骨盤)だけでなく全身の関節、靭帯が柔らかくなっているので普段ではあまり見ないような故障も起こしやすいのだ。 野口整体ではこの妊娠期の「弾力と波」を上手く使って、妊娠・出産によりいろいろな持病を治したり、さら …
反町公園
昨夜の春の嵐から一転、今日はだいぶ温かい。歩きはじめたタロちゃんがおんもへ出たい泣いたので、クツをもって反町公園へ。 見慣れない土・木・芝生にやや興奮してます。 森の賢者 太郎丸 園児たちが気になるも、遠くから見つめる。 孤高の漢 太郎丸 と、ここでオムツの替えを忘れたことに気づいたのであえなく帰宅。 おんぶ紐のゆれにやられて就寝。 すくすく育っとるね。
逆子は何週までなら直るのか
一般的に逆子はだいたい28週~30週以降で胎児の頭が上になっている状態を指すようです。それ以前のものはまだ胎児が動いているうちの一過程と見ます。まだこの位の時期ですと病院・助産院でも「まだ大丈夫、戻りますから」と言われることが多いようです。 確かに逆子のまま出産を迎える割合は3~5%位とされていますから、「ほとんどの妊婦さんが直る」と思っていても間違いはないでしょう。出産の割合が最も多い週が40週 …
パソコンが原因の生理不順対策
事務仕事の女性は液晶画面の見過ぎでよく生理不順になられます。特に夕方以降も目に強い光を浴びていると、生理不順や生理痛になり易い。 一般に「生理」のような身体の波は「自律神経」のバランス作用によって整っています。自律神経は朝日を浴びることで交感神経優位になって「起きる」モードとなり、日が落ちる(辺りが暗くなる)ことで副交感神経優位の「寝るモード」になります。現代は夜でも目や身体全体に光を浴びすぎてい …
腰痛とロキソニンの副作用
20代の中頃に膝の手術をした。手術した夜は膝を鈍痛が襲ったのだが、その時に飲んでくださいと言われて出されたのが「ロキソニン」だった。飲むと痛みは和らいで朝まで眠ることができた。鎮痛剤というのは突発的な外傷(手術も含め)にはたいへん威力を発揮するものである。 先日そのロキソニンの副作用で新たに「小腸・大腸の狭窄・閉塞」が加わったという情報を目にした。別に驚くような話ではないと思うのだが、薬事「法」な …
骨盤が狭いと難産になるか
よく難産の原因として「骨盤が狭かった」から、と言われることがあります。 あるいは「骨盤が歪んでいたから」とか「あなたは生まれつき骨盤が小さいから」とか、バリエーションはいろいろありますね。確かに分娩時の骨盤の状態は重要です。これ以上ないくらい。 ですがそれが「難産の原因」とはなりえません。 原因は別にあります。 整体が考える「分娩で一番大切なこと」は骨盤の幅ではなくて「リズム」です。少し表現を変え …