地上の星

最近またイチローの「記録」に関連するニュースをよく見るようになった。久しぶりにスタメンに選ばれた試合で好成績を残したそうな。ファンに見てもらうことで成り立つ職業である反面、記録がかかる度に興味のある人からもない人からも過剰に注目されるのだから、大変な立場だと思う。 個人的な興味を寄せているのは偉大な「記録(結果)」の方ではなくそこに至る「過程」だ。ベテランとなった現在、いつ出られるかわからない試合 …

内外一如

質問 愉気に対する理解の仕方で相手の感応が異なるのでしょうか。 答 人間は心も体も一つものであります。心も体も魂も何もかもが一つものであり、一個のものであります。その一個の人間を研究上の便宜で分けた、その分けたものにとらわれ過ぎているのです。 顔が綺麗でも、心がいやしければ、その顔には必ずいやしい動きがあります。どんなに醜くみえても、心の美しい人には美しさが反映している。可笑しな顔をしていても動く …

無窮のちから

赤ちゃんは、電話の音、外を走る車の音、廊下を歩足音にもビクッとする。その点、離れよりも、母屋の方が騒々しい。不安なのか、怖いのか、よく泣くし、眠りが浅い。 すると、おぢぢは音楽室に連れて行って、子守唄?をうたう、低い声で、ゆっくりと… 「ガタガタ、ガタガタ 騒がしいのが人間の世界なんだよ。 その中で静けさを保てるのが人間なんだよ。 人を信頼して生きていれば そういう世界に住めるんだよ」 赤ちゃんは …

のり超える力

治療するの人 相手に不幸を見ず 悲しみを見ず 病を見ず。たゞ健康なる生くる力をのみ見る也。不幸に悩む人あるも、そは不幸をのり超えざるが故也。不幸といふも のり超えれば 不幸に非ず。悲しみとて 苦しみとて のり超え得ざるが故に悲しみ苦しみなれど、のり超えれば悲しさに非ず 苦しさに非ず。のり超えたる苦しさは楽しき也。のり超えたる不幸は幸せ也。のり超えたる失敗は成功の基也。不幸あるも悲しさあるも 苦しさ …

一つ

誰しも一度薬で治ったものは、その薬がないと治らないと思い込む。整体で治ってものは、整体を受けなければ駄目だと思ってしまう。それが何もしないで、よくなってしまうことはとても考えられないことで、だから不思議なのだ。 しかし一旦、何もしないで乗り超えた体験がある者には、もう不思議でも何でもない。自己の内に、灯明(ひかり)を発見するからだ。その灯明に導かれて動いていけばいい。これがほんとうの意味の自立とい …

触れる力

昨年の秋に自宅の本をかなり削減した。CD・DVDも入れると500冊に及んだのだが、まだ数十冊は手元に残っている。その中の一冊が山口創さんの『愛撫・人の心に触れる力』だった。 今日久しぶりにパラパラめくってみたが内容はほとんど覚えていない。ということは潜在意識に入っているのだが。 整体操法には技術を学ぶための「型」が数種のこされているが、それ以前に「触れ方」が習得できないと技術が「もの」にならない。 …

自分を拠り所に

本屋で立ち読みしながら、パラパラとめくった『禅語録』の中から、 自灯明 法灯明 という語句が目にはいった。 お釈迦様が亡くなるとき、弟子のアーナンダが、 「私たちは、これから何を依りどころに生きて行ったらよろしいでしょう」と尋ねたら、お釈迦様がそう答えられたと言う。 私はハッとした。先生が亡くなるまで説きつづけたのも、全くこのことだったからだ。 “自らを灯明(ひかり)とし、自らを依りどころとせよ。 …

臨港パーク

太郎丸が元気が余ってしょうがない感じだったので、夕方から臨港パークへ出かけました。 到着!(・▽・) 港の坂っ道~♪ 駆けおりるとっき~♪ 涙も、消えると、思うんのーでしょうか~♪(※命知らずの1歳7ヶ月) そろそろ帰ろうか。 今日も平和でした。 おしまい♪(・▽・)

汗を冷やさないよう

実際、汗で冷えるのは困る。たとえば、夏になると、赤ちゃんが汗をかくので、風通しのいい所に寝かせて置きますと、熱も汗も出ないで、肺の中心が侵される中心性肺炎になって死んでしまうことがよくあります。風通しのいい所に寝かせて、汗をかくのがいけないのです。汗の処理というのは考えているより重要なもので、なぜその処理が必要かというと、冷えると内攻するからです。活元運動をやって汗をかいて、そのまま拭かないでいた …