明日4月28日は朝9時30分より活元会をやります。
ご参加の方は本日夜8時までにメール・お電話してください。
野口整体 ユング心理学 禅仏教などを中心に学んだことや日常の雑感など
明日4月28日は朝9時30分より活元会をやります。
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昨日は愉気法講習会だったのですが、いつものお茶室が借りられず6畳のせい氣院の指導室で行いました。参加者5名で、かるくスシ詰め状態・・。
教室で実習しながら思ったのですが、愉気に関してはプロもアマチュアも関係ないなーということ。(むしろプロの方がちょっと荒かったりするのです・・)とにかく「相手の命を大事に、丁寧にやる」ということが大切。ぴた!と手が当てられればお互いが感応して、お腹からぐ~・・って音が聞こえてきます。ゆるむと副交感神経優位となり、消化器は活発になるのだ。
愉気の本質は集中力であるとつくづく感じる今日この頃。次回の教室は24日です。
さて今日は生理周期にまつわる話です。
昨年のことですが、生理周期が3週(21日)という方が2名ほどいらしてました。
そのうちの一人は、同僚の子が生理周期が3週間だったそうで、気が付いたら自分の生理周期がその子に同調してしまったそうです。人の身体はこんな風にお互いに影響しあうんですね。
ここまで極端でなくても、現代は生理周期が短いという方が少なくない。
流れとしては周期は段々短くなってきているのが事実、のようで、大正時代は32日、そして戦時中は30日、と段々短くなってきた経緯があって現代は28日、26日位が多いそうです。
満月とか新月とかに月経や排卵が重なる人がいますが、現実的に月の運行との関連性があるのかどうか?、は今まで僕が身体を観てきた限りでは不明です。(満月に月経、新月に排卵という方が多いそうなのですけどね・・)
生理周期が短いと何かいけないの??と思われる方もいるかもしれませんが、、、
具体的には何も支障がないようにも見えますけど、整体指導を受けて本来の女性らしさが表れてくると生理周期は月齢と同じ28日になるんです。
ですから、やはり生理は身体が整体であるということの一つの目安にはなります。
そして生理不順や、周期が短い人は目を酷使していることが多いです。(それ以外にもいろいろ原因はありますが・・)
とはいっても、パソコンもスマホも使わない生活というのは現実味がないですし、そういう今の生活環境のままでも身体の機能を正常に保てるようでなければ役に立ちません。
野口整体であれば活元運動を定期的に行うことです。これが身体の自然を発揮する一番の近道ですから。活元運動が学べない方は、夜寝るときに子宮や卵巣に手を当てていると3ヶ月から半年位で生理痛や生理不順が安定します。
これはとってもカンタン。^^寝る前に下腹部に手を当てるだけですからね。
気になった方はお試しください。
今日はあっさりめな終わり方ですが、こんなところで。
でわまた。
今日は仙腸関節の痛みの話です。
その前に、まず仙腸関節ってなんですか?っていう所から
↓↓↓これです、ハイ。(^^*)ニン!
ストレッチなんかで伸ばすと気持ちいいところですね。ですがやりすぎるとときどきピリッ!と痛めることがあるんです。
医学的には仙腸関節は堅固な靱帯で結ばっていて、あまり(というかぜんぜん)動かない、と長い間考えられてきたようです。(最近は認識が変わったようですが)
ですが、整体ではここの動き(可動性)をかなり重視します。女性の場合は特に。
男の場合はそれほどでもないのですが、女性の場合は胃潰瘍でも甲状腺の病気でも喘息でもバセドウでも、骨盤(仙骨と腸骨)の生理運動の結果としてみていくのですね。(・_・)ウン!
確かに仙腸関節はそんなにゆるゆるとは動かない。だけどここの不随意的な動作が生命活動の根本を司ってるんです。
特に女性は骨盤が急所ですから。力で伸ばそうとするのだけは、あまりやらないで欲しいのです。(・_・)アブナイョ‥
例えば、うつ傾向の人なんかは仙腸関節がぎゅーーっ!と縮んで稼動域が極端に狭まっている。
そこまで行かなくても精神的な欲求を抑圧されると人間は骨盤がわずかに縮むんですね(また体質的に縮みやすい傾向の人がいるんです)。
でストレッチっていうのはこの不随意的に縮んだ関節を随意的に伸ばして正常化しようとするこころみです。
ところがですね、
だめなんですよ、コレが(・_・)パリキツ!(←倒置法)
なんでですか?っていうと、
不随意、つまり無意識に縮んだところをぐっとひっぱると、凍ったゴムを引っ張ったように割れてしまうのです。これが仙腸関節のケガ(捻挫)です。
こういうことで引き起こされる傷みが結構あるんですね。
以前うちに来た人で、ヨガの教室で痛めた!という方もいました。
つまり不随意というところ、むずかしい言葉では錐体外路系と言ったりしますが(今日専門用語多くてごめんなさい)、スポーツ選手でも、大事な試合で靱帯とかアキレス腱みたいな場所を痛めることが多いのです。
なんでですか?っていうと、
つまり自然界というのは硬いものから毀れるんです。(・_・)ウン!
例えば、岸壁に波がパシャパシャと当たりつづけると崖の方が削れてきますね。
地球創生以来、水が削れたという話はないですね。
例えば、歳を取ってどこからよわってくるかと言うと、「歯」なんです。
だけど「舌」はほとんどの人が死ぬまで使えるでしょう?
これが「剛」と「柔」の性質なんです(人体にはどちらもバランスよくあるからいいんです)。
身体は固い時によくケガをします。
そしてそれは、ほとんどの場合、不随意(無意識)的な緊張がそうさせるのです。
それで、この不随意的な緊張を緩めるのはやっぱり「不随意」なんですね。
つまり無意識、意識以前の働きです。ストレッチって言うのは硬く縮んだものを「意識的」に引っ張って伸ばそうとする行為です。またマッサージなども、固いものを意識的にこねて柔らかく戻そうとしているんですね。
ですがこれ、「物」だったら確かにこの方法でもいいんです。
でも人間はモノ(無機物)ではないので固いところをぎゅうきゅうこねると余計に凝ってしまうのです(・_・)ウン!
これは反射的な防御体勢です。
むしろ意識を主体とした方法で、身心をリラックスさせる方がずっと効果があるのです。しかも安全です(これが大事!)。
それで整体の場合はこういう不随意的な緊張をとるためには活元運動というのがあるのですね。
活元運動の最中は、とにかく頭をポカンとする。というんだけど、つまり活元運動をするその間だけ随意的な意識活動(顕在意識)が休止することになります。
そうすると、自発的に緊張がゆるんで不随意筋あるいは靱帯がゆるんで弾力が戻っていきます。
仙腸関節というのは特にそういう影響が強い場所とみるんですね。
だからせい氣院では、活元運動をすすめているのです。
普段あんまりすすめてませんが、このブログは活元運動のすすめです。^^;
自分でもよく忘れかかってます。(笑)今月もみなさんで活元運動をやりましょう!
頑張らなくていいみたいのがありますね、最近。
基本的に頑張るっていうのは力が足りないときに無理やり押し通そうとすること。
この頑張るっていうのは人間固有の精神活動ではないかとも思う。
おそらくだけど、動物は頑張らない。そんな気がする。
たとえばテレビとかで、ライオンがお腹が空いて動物を追っかけます。あれって「頑張ってる」っていう風には見えない。(いや、聞いてみないとわかんないか)
追っかけられてるシマウマも頑張ってるんですか?っていうと、頑張るってそういうことだろうか?と思う。
むしろ、
あれは、「集中している」というべきではなかろうか。
集中
つまり「生きる」ことに没入する。言い換えると「気が亢まり、凝縮されている」
ぎゅっ!っとそこに濃縮して集中している。
こういう状態が、命の一番強い状態。
逆に気が散ると生き物はみんな弱くなる。
緩慢、あるいは散漫、そういう状態になるとこれはもう年をとったか、弱くなってる状態。
頑張ると疲弊する。集中すれば元気になってくる。
同じ作業をしても結果も成果もちがう。
この辺りは心と体の運用に差が出るところかな。
野口整体は「楽々悠々」を説くけれど、これってだらだらではないんだ。
力まない、たるまない、中庸なんだけど、真ん中を歩くって。これがバランス感覚いるんですよね。
この1ヶ月股関節の整体操法をいろいろ工夫をしていました。
私自身が骨盤の身体意識が濃いので肩こりでも膝の痛みでも股関節の愉気は必ずと言っていいほど使います。
腿の横のラインから骨盤にかけて手をあてると、ちょっと後ろ側に、ぽこぽこぽこ・・と三つ「穴」が開いている。
これを通称、若返り活点。魅力的な名前です。
ここに愉気をすると歩幅が大きくなる。股関節が固いと歩幅は狭い。
これは一種の不安現象とも関係があって、
股関節の稼動域が大きくなると、原因の無い不安は消えて顔にもだんだんつやが出てくる。
股関節の痛みに悩んでいる人は、痛いほうの横尻に蒸しタオルを当てて、そのあとじーっと手を当てておけばよいですね。蒸しタオルは3分くらい、手当ても4、5分といったところでしょうか。
2、3日やっていれば少し変わります。全体の中で結果的に股関節が痛いのだから、本当はプロに見てもらったほうがいいけど、まずはお金がかからなくて安全な方法としてこちらをやってみてください。
■3月の教室についてお知らせします。
3月5日(火)活元会 茶室
3月18日(月)愉氣法 せい氣院内(定員6名)
3月24日(日)活元会 茶室
■ご持参品
お着替え(なるべく化繊でない)柔らかいものとハンドタオル
料金 2,500円(18日のみ2,000円)
参加を希望される方は前日までに電話もしくはメールでお知らせ下さい。
しばらくの間ブログの更新がないですね~とお客さんからつっこまれ放題だったのだけど、アウトプットとインプットでは脳の使い方がずいぶん違うと思った。
こうやって、わさわさ話ができるのは、高調期だからで、閃きがパシパシ奔ってるわりに、記憶力は乏しい。
整体では「波」を重んじるが、これは別に取りたてて言うほどのことでもない。
漁師だったら潮の干満に順じて生活していないと命を落とす。これは林業でも農業でもなんでもそうだと思うが、人間だって自然の一部なのだから理合いを無視して動けば毀れる。
こういうと誰にでも「そりゃそうだ」と言われそうだが、波を乱す行為が「治療」としてまかり通っていることは意外と多いから軽視できないのだ。
ポジション的に「薬はのんでいいんですか?」と、ときたま聞かれるが、操法を受けた後でこういう質問がきたら自分の負けだと思っている。
先月風邪の方が来たときに、「あと3日くらいは苦しいと思う」といったら翌日の夕方には経過してしまった。波を読み違いえたのだが、本人は安心したらその場で治ってしまったといっていた。静かにしてると波はスムーズだ。
「待つ」という行為を技術にまで昇華したのが整体だけど、身体を壊すもとの多くは「焦り」の気持ちがある。
引き潮の時に早く早くといってバケツかプールの水をひっくり返したくらいでは、どうにもならないことぐらいは知っているんだが、こういうことを体感的に身に修めていくことが整体だ。
いざとなると待てない人は以外に多いので平素から訓練がいるのだ。うちの整体操法の照準はここに合わせてあるし、愉気も活元運動もそのためのシンプルメソッドと位置づけしている。
私は野口整体に没頭してから、健康法にはまったく縁がありません。
ふわっと現れて、書店の女性雑誌コーナーを席巻しては消えていく、なんとか健康法、まるまるダイエット・・・。
そして2年後はほぼ全員忘れてる。(^^;)
それは別にいいんですけど、先日女子のお客様から「あっひー先生、冷え取りガール知ってますか?」といわれ、「え、なんですかそれ?」ってことになりました。
冷え取り健康法と言うのがあるらしいんですけど、
つまりは、靴下をいっぱい履くんですね。(これ靴下屋さんが考えたのかな^^)時を同じくして、別のお客さんが靴下4重履きしていたのに閉口した。絹・綿・絹・綿・・・すごい努力です。(笑)
それでも足は冷えてます・・。
原因は履物じゃなくて環境なんです。
例えばショップの店員さん、床は大抵コンクリですから足が冷えやすいんです。一般オフィスだってそうですね。
足が冷えるとお腹が痛くることがありますが、腹痛のほとんどは足を温めると治ります。
それで家ではどんなしたらいいのかなぁ?と・・
やっぱり足湯(またかぃ^^)です。こんなことでもまじめに1週間もやるとテキ面にからだは変わってくるんです。
道は近きにあり、されど人は遠くを求めます。(孟子)
それと冬は朝風呂がいいです。もちろん夜もあったまっていいけどその場合はお風呂であったまってふとんに直行、よりは少し時間を置く。そのほうがかえって冷えにくい。
あとは鼻を蒸しタオルで温める、基本的には足首、手首、鼻、これは全部生殖器の系統です。遠巻きに刺激することで深部の冷えを抜いていく。そういう点では愉気(手当て)はいいですね。
靴下を買う前に、足湯を試してしてくださいね。
近頃なぜかマクロビオティックをやられている方とお会いすることが増えた。
「こういうときはアレを食べます」、「コレは食べない」、みたいな感じで話を聞いてると勉強になる。食養生の知識も侮れないと思うようになった。
野口整体というと「食べたいときに、食べたいものを、食べたいだけ食べる」という語録が一人歩きしてるせいか、「食べ物を甘くみているのではないか」と食養生の専門家から思われることがある。
別に食を軽視しているわけではなく、むしろ本来の生理的な「食欲」を尊重している。身体の波とか要求に沿って食べていれば身体をこわすようなことはないという話だ。
ただこれも昔と今では勝手が違う。物事を理解するには時代考証を考慮しないと時々とんでもないことになるから要注意だ。
何せ野口先生が活躍されていたときは昭和30年代から40年代、今とは身近にある食べ物が全くちがう。
例えば「味噌」なんかでも、当時のものはカビた。だけど今のはカビない(?_?;)コワ・・何で?。また大抵の家にはヌカ床くらいあっただろうし。牛肉もバナナも高級食材だった。とうぜん脂の取り過ぎとかそういう系統の病気も少なかったのだ。
そういう意味で、慢性的に体調の悪い人の中には、食事の見直しが必要な方も少なくはない。かといってうち通っている人にいろいろ食事の指導や制限をしなければいけないようなら、それは自分の操法がまったく効いていないということで、むしろ技術の方を省みるべきだ。
何故なら身体がちゃんと整えば食欲も性欲も正常になるものだからだ。
これとは別に、通っている方から整体をはじめたら「やせた」という報告を受けることも多い。身体が活発になれば体温も上がるし基礎代謝も増えるからだろう。食事の質・量から体重の増減まで、身体の感受性がその起点だと言いたかったのだ。
毎朝走ったり鍛え方をいろいろ工夫しているうちに自分の立ち方はずいぶん変わってきた。年をとると筋力が落ちるせいか自分の重心の位置が正確にわかるようになってくる。重心位置さえ狂わなければおかしな病気になることはまずないだろう。
もはや自分の健康は容易に保てるのだけど、これをどう言えば人に伝わるのか最近は一生懸命考えている。せい氣院に通っている人は女性が多いので筋トレみたいに身体を鍛えてください、というのはセンスにかけるしつまらない。
現行では足の裏の中央に重心を落とすために足心で立つことを勧めている。だがやっぱり僕の手持ちの武器は活元運動の誘導だ。これなくして体が整う道はないと思い始めている。うちのテイストは「気」の訓練場である。
以前はあまり意欲が沸かなかったが、最近はやっぱり活元運動をみんなでやる環境を提供したいので近々再開しようと思う。本当に人を癒すのは愛情と体温だ。温かな人が増えれば日本はもっと良くなると思う。肉体を通じて心を一つに結んでいきたい。一人の幸せはみんなの幸せ。世界は一つ、みんな一つなのだ。