頑張らなくていいみたいのがありますね、最近。
基本的に頑張るっていうのは力が足りないときに無理やり押し通そうとすること。
この頑張るっていうのは人間固有の精神活動ではないかとも思う。
おそらくだけど、動物は頑張らない。そんな気がする。
たとえばテレビとかで、ライオンがお腹が空いて動物を追っかけます。あれって「頑張ってる」っていう風には見えない。(いや、聞いてみないとわかんないか)
追っかけられてるシマウマも頑張ってるんですか?っていうと、頑張るってそういうことだろうか?と思う。
むしろ、
あれは、「集中している」というべきではなかろうか。
集中
つまり「生きる」ことに没入する。言い換えると「気が亢まり、凝縮されている」
ぎゅっ!っとそこに濃縮して集中している。
こういう状態が、命の一番強い状態。
逆に気が散ると生き物はみんな弱くなる。
緩慢、あるいは散漫、そういう状態になるとこれはもう年をとったか、弱くなってる状態。
頑張ると疲弊する。集中すれば元気になってくる。
同じ作業をしても結果も成果もちがう。
この辺りは心と体の運用に差が出るところかな。
野口整体は「楽々悠々」を説くけれど、これってだらだらではないんだ。
力まない、たるまない、中庸なんだけど、真ん中を歩くって。これがバランス感覚いるんですよね。