骨盤はゆがんでます

ウチの玄関には小ーこいお地蔵さんのおもちゃがおいてあるんだけど、あんまり視界に入らないらしく3~4回来てから「あれっ」ってよく気づくかれます。^^

お地蔵さんて自分から地獄に降りていって責め苦にあっている子供たちを助けに行くやさしい菩薩さんなんですよね。自分の仕事的にちょっとあやかりたい気持ちもあるのだ。

ま、いいや。今日も変わらずのあっひーですよ。ビーナスの憂鬱^^

今日は骨盤の話です。^^

ようやっと、過剰な骨盤ブームはひと段落した?けど、骨盤のゆがみを気にしている人はいぜんとして多いです。

骨盤は変動があるときでも、本来の位置に戻るのでも大抵は右から動いてきます。ドキッとしたり緊張したりしたことがずっと抜けないでいると右側が高くなっています。

これを「ゆがんでいるのだ」とは思わない。

ときどき左の方が高くなってると「おっ?」とは思いますけど、

でも骨盤っていうのは左右違うものです。

開いたり閉じたり、上がったり下がったり、こうやって動いているのが普通の状態。

ただ、上がったっきり下がらないとか、閉まりっぱなし、開きっぱなしはあんまり良くないみたいです。

そういう時でも活元運動の誘導をしてひと晩ふた晩も経つとやがては動いてきます。

人間は心も体も「矯正」はできないです。

でも「誘導」することはできます。

自然とそうなるように、自然とそうしたくなるように誘導する。

そうすると左右のプロポーションのバランスもとれてくるし、心も穏やかになってくる。

夏場だからといって足首を冷やすようなカッコばっかりしていると、腰が変にカタくなっていることがあるので気をつけましょうね。

女の人は生理前に足湯をすると腰は柔らかくなってきます。「ゆがみ」が気になるあなたはちょっとやってみてくださいね~^^

ゆるめるだけではよくならない

最近、指導室へお越しになった方に杉養蜂園というところから販売している『ゆず蜜』というのをお出ししてます。

蜂蜜とゆずの混ざった原液を5倍くらいに稀釈して出すのですが、酸味が少し飛んでしまっているのでレモンをもう一絞りするととっても美味しいです。(^▽^)

夏の味ですねー

以前、骨盤が小さい閉まり傾向(開閉型9種)の女の子がリラックマの絵本を貸してくれたのですが、いいですね~リラックマ^^

最近はなにやら「頑張らない、鍛えない、努力しない」、みたいないわゆる「脱力」の効用が見直されてますね。

普通、女性の身体は月に一回リセットされるようになってますね。身体のお掃除と一緒に感情もいったんささーっとお掃除ができる。(らしい・・僕にはわからないことが多いけど^^;)

ところが、いろいろなところでいわれているように目とか頭を使いすぎると(他にも電磁波とか食事とかいろいろありますが)、骨盤の開きが鈍くなってしまいます。

そうすると生理周期が乱れたり、スゴク痛かったり、無排卵になったりといろんなトラブルが起きてくるみたいです。

あと、骨盤の開き具合が小さくなってしまうと、やたらとキーキーしていまいます。だから「ゆるめる」が今流行ってるんですね。

で、今日はゆるめるだけではよくならない、という話です。

ゆるめるって確かに大切です。でもゆるめるだけでは弊害もあります。

整体とは集中とリラックス時の幅が大きい状態、よく伸び縮みする弾力のある身体です。ゆるむのは心身の休息の状態ですので、これを今度はキュッと集中させる、絞める力、纏める力がいるんです。

だからリラックスリラックスといって瞑想みたいなことなんかをだらだらやっている人はときどき毒にも薬にもならないような精神状態になっていることがあります。(すいません・・でもそうなんです。)

それはそれで楽なんですが、それだと人生に対する意欲というのが出てこない。だから緊張・弛緩のバランスが大切なんです。

そのバランスをとっているのが身体でいうと仙骨というお尻の骨。

仙骨の刺激を通じて骨盤の開閉をスムーズにするとやがては身心共に安定していきます。

たとえば女の人で生理がツライ人は月経の前にこの仙骨を蒸しタオル温めるとラクになることがあります。やかんでお湯を沸かして絞って、乾いた布の上から当てます。一回を5~6分くらいでいいです。

こうしてちょうどいい温度で刺激して、骨盤が開ききることが上手くできると今度は、「閉まる」がきちっといく。

そうすると、肌のツヤも変わってくるし行動も思考もスマートになってきます。

仙骨を鍛えていくと、休めるときは休めるし、やるとなったら仕事も運動も勉強も恋もばりばりできるようにもなってくるんですね。

それはいたって「自然」という状態なんですけど、自然を壊して発展してきた人間にとってはこういうちょっとした訓練がいるんですね。

そういった訓練法は最終的には活元運動に集約されますが、学べる環境が近くにない方は先ほどの仙骨蒸しタオルを寝る前にやってみてくださいね。

生理がツライ人は、1~2週間位続けてみると変わってくるかも。(人によっては変わらないかも・・^^;)あと、熱すぎても効きません。やけどには気をつけてくださいね~。^^

大口活元会と魂とら~めんの話(長い)

人間に魂をいうものがあるか、ありとすれば魂とはどんなものであるか、この問題から取り掛かろう。

商人の認むる魂は宗教家の認むる魂とは違う。武士の見る魂は治療家の見る魂とも違う。

しかし、たましいを見る人間は魂を見ない人間と行動が異なってくる。

あると認むる人は商人なら損、武士なら死にも時に平然と処して慌てないが、魂を見ない人は政治家なら利の為に名を売り、医者なら困っている人に盛るにもその薬の原価計算を忘れない。

魂のある人間の方が魂のない人間よりしっかり生きることができることだけは確かである。それ故、魂のない人があったら魂を持たせなくてはならない。

魂のある人はそう行動すべきだが、魂のない人は自ら持つよう心掛けなくてはいけない。

魂というものは認めればある。認めるまではあってもない。

上の文章は野口先生の『大絃小絃』 の<魂はあるか>という項の書き出しです。

今日は大口活元会でしたが、お越しになった方はお一人(しかも初めての方)でしたので、マンツーマン活元でした。f(^^;)や~マイッタマイッタ。。時間があまったのでご質問に答えるような形であとはずーっとお話をしてたのですが、何故か途中で魂の話なんかになったった。

僕の苦手な分野ではあるけど、「気」と「魂」の話を抜きにして野口整体は語れないのです。気で気を制して、その人の生活に魂がむき出しになっていくようにリードするのがこの仕事の根本理念だ。

そういう意味では整体指導は魂の共鳴、気と気のぶつかり稽古である。ドスコイ!よさこい!

整体指導とはまさに「気合い」だ。気の集中密度が亢(たか)まると身体の奥にある心にも触れることができるし、そうして初めて魂のこもった仕事もできる、と思います。

これを野口整体では「裡(うち)の動きを振作(しんさく)する」という表現をしますが、その人の中心線に向かって真っ直ぐ気を集めていくことで初めて愉気は肉体を超えた力となる。

それを僕はよく魂力とか言ってしまうんですけど・・^^;そうはいっても基本は肉体の観察や操法からはなれないからおかしな方向にはいきにくいし、それが整体の健全さのゆえんだとも思う。

ここで、今度は野口先生の『愉気法1』から・・・

人間は心も体も魂も何もかも一つのものであり、一個のものであります。その一個の人間を研究上の便宜で分けた、その分けたものにとられ過ぎているのです。

<中略>

やはり人間同志が深く理解し合わないと、愉気法が本当の効果を現さないのではないでしょうか。

そういう意味で、一応私達が理解する範囲を、体の面とか心の面とかというように考えないで、生命そのものに愉気していくというつもりになると、もっといろいろな面が拓かれてくると思うのです。

体の面だけのうちは愉気する場所をよりどらなくていけない。ところがどこもここも魂なんです。

<中略>

ただ手を当てるということだけでも、ただ手を当てるつもりの人は、それだけなのです。これは愉気法だと思って手を当てる人は、愉気法になる。

その愉気法でも、体に行うと思っている人は体に効くのです。心に伝えると思っている人は心に伝わるのです。魂を清めると思っていると、魂も清まるのです。

・・・・・・

と、そういう意味では体・心・魂というふうにいろいろわけないで一個の命として一人の人と向き合っていく。そういう姿勢が仕事には直結してあわられるらしい。そして仕事に対する姿勢と言うのはその人の顔つきや生活にも現れるんですね。

公民館でするにはずいぶんディープな話になったけど・・・。いや~密度の濃い時間になったった。^^;

こっからちょっとライトな話。ライトってイチローの話じゃないですよ。軽いほうのライト。^^

そんなディープな活元会のあとで、なんか気のこもったものが食べたくなったので大口商店街の手打ちら~めんチックタックへ。

野口整体 せい氣院の活元運動のすすめ 

ここって、最初入りづらいんだけどお店ん中がいつ入ってもめちゃめちゃキレイ☆

そして、ここの大将はら~めんに魂こめてます。(いや、行けばわかるんです。こもってるんです・・)

チャーシュー?はバラとロースが毎回同じ角度でのっかってきます。(こだわってます)

どんぶりのtic-tacのロゴも毎回同じ角度で出してくれます。(こだわってます:こういうこだわり大好きです^^)

スープはダシが何々で~とかいうのはさっぱりわっかんないけど、まぁ・・とにかく・・・

すっげ~おいしい!

あと仕事柄あっひーが食に求めているのは「気が澄んでいるもの」だ。

都心の一等地なんかで繁盛しているところでも、気の荒れたものを出されてうっかり食べると一気に身体の感覚が悪くなるから要注意なのだ。らーめんに静けさもとめるのほうがまちがってるかもしれないけど・・。

あひ「このお店すっごいこだわってますよね~」

大将「はい、味とかはヤバイです(ニコ)」

あ~わかるわかる~とかいって写真を取らせてもらったのでサイトにアップ!は・・やめとこう^^;

 

ま~とにかく、イカした笑顔に癒されます。

せい氣院に来たら一度は帰りに寄りたいお店 です。

あ~しまった、内容盛りすぎてなにがなんだかわからないブログになったよー。(笑)

来月の活元会は8月20日(月曜日)です。9月は17日(月:祝)の予定です。

参加される方はお電話かHPから予約 してくださいね^^

野口整体 せい氣院の活元運動のすすめ 
行けばわかるんです(笑)

とまと

お腹が空いたのでトマトにはちみつかけて食べてます。((;~;))ンマイネェ・・・

こんにちは、あっひー先生です!ドンストッマイラブ。

この仕事をすると頂き物が多くて・・、日々是恐縮です

今年は何故かトマトをよく頂いて、たぶん今日で5回目くらい・・。

僕の顔ってトマトを食べた相なのかな(笑)いや、好きですけどね^^

自家栽培とかね、田舎から送ってきたものとかを下さるんですが、とにかくすごく美味しいんですよね。

よく手塩にかけるとかいいますけど、「糖度を上げるためにこうしてるんです!^^」とか、「薬は使ってません!・▽・」とか時間と情熱を傾けて育てると、「中身」が詰まってる感じがします。

でも、これって植物だけじゃなくて人間の身体でも一緒なんですよね。

僕が身体を見ていても健康な人は「中身」がしっかり詰まっていて重い。なおかつ頭から足のつま先まで目に見えない直線が通っている感じがします。

乱れている人というのはこういう「軸」もないし、顔の表情もうつろです。背骨もぼんやりして「にぶり」という感じがします。これは両極端な例ですけどね^^;ふつうはこの中間ぐらいを行ったり来たりしていることが多いです。

とかく今は身体を丈夫に保つということが難しい。身体に良くない食べ物の誘惑も多いし、姿勢や作法の教育もない。

野口先生が大活躍された昭和30~40年代は今よりもう少し人間がしっかり生きていたので、一過性にバランスをくずしたものを「調整する」くらいでよかったと思うのですが、現代となると30歳や40歳を過ぎてから初めて身体の教育をはじめるような感じです。

そうだとしたってやらないよりは全然いいです。ただ僕が学んできた野口整体は、愉気法でも活元運動でもある程度モノにするためには時間と根気がいります。

苦しい症状の人ほどやっぱり結果を急がれますけど、これはと思ったものは一定期間続けるって事も大切です。

勝海舟が『氷川清話』のなかで近頃(明治時代)は人間の根気がなくなったといっているけど、根気がないから身体が萎えているんです。その身体をきちっとするためにはやっぱり最初の気力が大事。

僕の仕事は人の気力を充実させる仕事なので、なにより僕が元「気」じゃないとね。人間同士が互いに気を分け合って、与え合って、助け合って、励ましあって、元気に生きられたらそれが整体の理想とする世界、なんじゃないかなぁ。

感情の波と生理痛の関係

ここのところ朝は涼しいを通り越してちょっと寒いですね。春冷えというのはあるけど、この場合は梅雨冷えです。あっひーの家は夏涼しくて冬超寒い造りなので、ふとんもパジャマも今、冬用にしてます。

冷えて背中とか肩がこった人は朝 足湯をしてみてくださいね。

女性は整体で気が整うと一晩でも身体がてき面に変わります。女の子は恋をするときれいになるという定説も、男子にはあんまり言いませんよね。実際はちゃんと男にも変化はありますけど。

男性と比較すると、感情の影響が直で反映されるところが女性らしさといってもいいです。(もちろん男性も心と体は一つですし、個人差もありますよ・・)

いわゆる不快情動というのが身体に悪い影を落とすのですが、何か嫌な思いをしても、そのことをはっきりと自覚している時は身体への影響はわりかし少ないです。あと、大きな刺激よりも小さな刺激の方が、じわっ・・じわっ・・と知らないうちに身体に響いてくることがあります。

具体的には「おトイレに財布落っことしたー!(大変ー!)」とかっていうのよりも、「駅で変な人とぶつかった・・・うぅ、」、とかっていう「まあいいか」みたいなちっさいことが存外にコリを作ったりするみたいです。

そういう心の動きを身体から読み取ってコリを取り除いていくと、またいつもの動きやキレが戻ってきます。女性の生理の周期なんかも感情の状態とリンクしているので、不安や不快感が募ると周期が乱れたり止まったりしてしまうようです。

だから女性のフィットネス本とか読んでもストレスをあまり溜めないようにしましょうね、というのですがそんなこと言われても~、という風にみなさん思われるんじゃないでしょうか。。。

野口整体で観るのは心とか生活とかその人とまわりの生活環境も含めた全体です。けど、直接技術を用いるのはやっぱり個人の身体です。だから感情から始まって肉体に現れたものを、操法では肉体の刺激を通して心にフィードバックしていく。

そして心が落ち着くと呼吸が深くなって、身体が治りはじめる。自律神経系も整っていきますから生理痛や生理不順だって改善する余地が出てくるんだと思います。・・・

この続きはまたいつか。

生理痛の骨盤に効く蒸しタオル

やっぱり湿気の時期は食欲が減るみたいだ。今は普段の7割くらい・・。でもお米をあまり食べないでいると梅雨の時期でも朝のムクミがない。タイムリーな減食は古来より健康法の王道である。

気が付くとうちのお客さんの男女比は・・・というか来る人、来る人、女の人ばかりになってしもうた。かつては女の子が怖くて高校は近所の男子校に行ってたくらいなのだが、今は女子のみなさんのご相談に応えながら幸せに暮らしている。神様って粋なハカライするよね。

僕が学んでいた環境下もそうだったけど野口整体の世界って比較的女性の支持者が多い。

男の人場合はウチにも「治療」を求めて起こしになる。でも僕は「ぎっくり腰一発解消!」とかできない非力なタチなので(ぎっくり腰にならない心と体造りはできる)、一般的な「整体」をもとめてお越しになるとアテがはずれるのかもしれない・・。

整体の愉気というのは「その人の治る」をちょっとだけ助ける技術だから。

西洋医学的な治療観から、温める・癒す・育むという整体独特の健康観や考え方に短期間でシフトしていただくのもやっぱり女性のお客さんのほうがスムーズだ。

指導中によく泣いたり笑ったりされるのも女の人で、身体をしっかり感情の発露として使っていけば余計な病気の大部分はなくなっていくはずだ。

抑えつけた感情は時がたつにつけ、大きくなって体の「病(やまい)」となって返ってくる。泣くべきときにしっかり泣いている人はいつも元気だ。泣くだけ泣いた後の心には、悲しみはもうない。

整体が願うのは人間を自然の波に帰してあげること。そこは生命時間というか「リズム」をなによりも重んじる。妊娠や出産というのはまさに波そのものだし、生理だって波ですよね。

身体の波に逆らわないできちっと触れることができれば、個人差はあれどだんだんとゆるんでくるし、整体の後一晩眠って肌がきれいになったりもする。

僕が男なので初回から直接生理のご相談を受けることは稀ですが、整体指導や活元運動を続けていると生理の周期とか痛さが落ち着いてきました、という声はよくお聞きする。薬もやがては飲まなくてよくなります。

そうは言っても生理がツラいということは外からしか見れない僕には永久にわからないところが大部分ですけど・・。ただそういう人には共通する身体の疲労のしかたというのはあって、一般に目と頭の過緊張状態が多い。頭では耳のすぐ上辺りが張っていてカタイです・・。

パソコンで疲労したら目を蒸しタオルなどでよく温めると、目から肩、肩から骨盤の順番でゆるんでくるので自律神経系とホルモンのバランスはある程度なら生理痛の改善ができます。

あとは夏場でも足首の冷えに注意することでしょうか。オフィスのエアコンが強かったら足首にレッグウォーマーなんかを巻いておくだけでもけっこう違うと思います。そしてハイヒールははかない!(キッパリ)

もう少し男女の身体の違いというところに社会や教育の目が向くと婦人科系の悩みは今よりも減らせます。でもたぶんだけど野口整体がホントに必要になるのは300年~500年くらい後だと思う。

それまでも必要な人には知って欲しいんだ。だからこれからもブログ書きますけどね。ではねー。

目と蒸しタオル
電子レンジは使わない。やっぱり火がいいよね。

夢を叶える方法 ‐七夕‐

今日は七夕のことを書きます。

受付表には「なりたい自分の姿」を書く欄があります。これがないと身体が変わっていかないからです。目標を一つに纏めて氣を集めるから、どうやら治っていくみたいです。整体とは、命の要求を叶えるための身体です。

勝ち組負け組みという言い方は少しギスギスして好きではないのですが、人生の成功を分かつのはただ一つ、気の統一といいますか、心の集中密度の違いです。・・と思います。

人間の能力は気が統一されることではじめて「ちから」になります。今までできなかったこともできるようにもなります。幸田露伴の努力論という本には「人、二気(ふたき)なれば即ち病む」の一説がありますが気が目の前のことになく、あちらこちらに散らばってしまうと、身心の健やかさが失われます。その人らしい美しさも輝きもなくなります。

でも一瞬、一点に集中すると目の前の現象が全て変わってしまいます。そんな風な心の訓練法の一環として、野口先生は七夕祭りをやっておられたのではないでしょうか。

以下、野口先生の潜在意識教育法としての『人間の願い ― 七夕祭にて ―』から抜粋して引用してみます。

私の昔経験したことは、耳の聞こえない人がいて、神経性のものだから治らなと言われたという。治らないといって放っておくのもよくないと思ったので整体指導したら、聞こえるようになってしまった。すると神経性のものだから治ったのだと言う。私にとってはどちらでもいいことで、ただ聞こえるようになりさえすればそれでいい。私はその人の裡に何かを聞こうとする意欲を惹き出しただけなのです。・・・<中略>・・・昔から奇跡的変化と言われていることの多くもこれと同様で、心が動員された結果なのです。

願い事は言葉を口にだして、それからそれを紙に書いておけばよいのです。言葉を紙に書いただけでは、七夕まで届きません。一生懸命心を込めて、気を集めて言うとそうなるのです。人間が気を一つに集めて心を凝らすということは、決して無能無力ではないのです。実際に、注意を集めて願いを込めれば、どんな願いも叶うのです。

過去から現在まで、人間はいろいろなことを切り開いてきました。机がここにあるといったって、最初からあったのではない、最初に空想があったのです。出来上がった机の空想が最初になかったら、いくら木を切ったところで机はならない。初めにいつでも空想がある。そして言葉がある。この順序さえしっかり踏んでいけば、願いは叶い、人間の世界はもっと大きく広がる。人間はそういうようにできているのです。

近頃、幼稚園に行っている子供まで、目の輝きを失っているのが多い。小学校へ行くともっと多い。教え込まれて、自分の欲求を見失ったからだと思うのですが、子供がそういうようではいけない。もっと、皆さんで力を合わせて、子供の目が輝くような、ついでに自分の目も輝くような、自分の周囲に目の輝いた人ばかりになるような世界を造ろうではありませんか。そうすれば本当にもっと活き活きした活発な世界になる。

今、世界中が核兵器に怯えて生活しています。だからといって理想を失ったなどというのはおかしい。目の輝きというのは核兵器を爆発させないだけの力があるものなのです。人間の心は水爆より、もっと力があるものなのです。

<以上>

ほんの200年前は夜になったらどこも真っ暗でした。でも今はネオンもイルミネーションもあります。これも最初に空想があったから、ですものね。人間が最初に心のどこかで望んだ世界でしょうきっと。いつだって技術が生まれるのは空想の後です。エジソンの白熱電球も最初に空想があったはずです。ケータイ電話なんか江戸時代の人が見たら、ね。

そして原発もできました。福島から40年間東京に電気を送ってくれました。そして今また新しいエネルギーが求められる時代が来ています。もしかしたらエネルギーの大量生産、大量消費の輪から抜け出す世界がもう近くにあるのかもしれません。

人間は失敗する生き物です。そして失敗のあとにはいつも学びと進歩の歴史がありました。人間が心を鍛えて活発に要求すればまた新たな空想が生まれて、そして進化して、きっとみんなでまた豊かに育っていくと思います。

こんな風に大人になっても、いや大人ならなおさら生きてる限りワクワクした方がいいに決まってる。プレゼントをくれるサンタクロースも相当魅力的だけど、今どきアナログアイテムの短冊に夢を託させてくれる七夕さんも粋である。

野口先生流の短冊の書き方は願い事を書いて、言葉に出すこと。そして書いたことを人に言わないで、自分もすっかり忘れること。その際に「○○になりますように」だと「これは実現しないのだ」、という逆の空想が育ってしまうので、書くときはかならず「こうなる」「こうである」という風に完結するように書くのだそうです。

整体とは夢を叶えられる身体です。今年は紙と筆を用意して、あなたも書いてみませんか?

風呂の効用

寒くなってくるとお風呂の入り方で自分の身体もずいぶん違うなあ、と思う。身体の芯から冷えるという言葉があるけれど、寒い寒いと言う中にも表面的なものとずーんと根深いものがあるみたいだ。

いつもシャワー専門の人に湯船にも入ってもらうようにおすすめしたら、1週間後とても背中が柔らかくなっていた。

風邪を引くことを英語でキャッチコールドといいますね。冷えてしまうと風邪を利用して身体をあっため返そうとするけれど、ちょっと先回りして風呂でホコホコすると余計な風邪は引かないで済みそう。それだけでなく、フリーズした心理的な緊張もとれるっぽい。

近頃は湯治と言う言葉もあまり聞かないのだけれど、風呂の効用は侮れないなあと思った。けっこうな病気が予防できそうだ。なにより気持ちいいしね。気持ちの良いことは身体にも良い、という操体法の金言を勝手に借りちゃう。

梅雨時の風邪

今風邪をひいてます。

だって・・・

だって・・・・・・

箱根寒かったんだもーん!! 😆 (笑)温泉入る時間なかったしー

とりあえずタンスから、ちくま文庫の『風邪の効用』をだして読んでみる。フムフム・・

梅雨時の風邪は汗を引込めた捻れ風邪。四月と違って捻れ体癖の人に多い。汗の引っ込むのは風、特に隙間風である。寒い頃は注意している人も多いが、梅雨頃にはツイうっかりして冷やす。・・・

あー・・今まさにそんな感じ・・。

捻れ体癖だしー・・喉痛いしー・・

とりあえずパソコンも程ほどに寝たほうが良さそう。目を使っていると風邪の経過が悪くなるからね。これはホントよ。

その前に今日指導室に来た人も喉がイガイガしているといっていたので野口整体の八種体操のことを書いておこっと。そろそろ湿気の疲労で風邪が流行るだろう。

「八種体操」

風邪で扁桃腺が腫れやすい人はやってみてくださいね。(生理前、生理中の人はやらないで)

STEP1 仰向けになって重心側の足をくの字に曲げる。(重心側とは顔が左右で比べて小さい方、奥歯で堅いものを噛む側です)

STEP2 曲げた側のかかとを頭のほうにずずーっとあげながらお尻を持ち上げる。

STEP3 いったん息を吐いてから、「すー・・・・っ」と吸い込んだ瞬間、脱力!「どさ・・」(何呼吸かそのまま)

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梅雨時は湿気で発汗が抑えられて体液の流れが悪くなるのだ。

この体操が上手くいくとおしっこの出がよくなってムクミが楽になると思います。

今日はちょっとマニアックでごめんなさい。『風邪の効用』 読んない人はチェキってみてね。

不妊治療と言わずに

昨日はしばらくぶりにお越しになったお客さんが赤ちゃんのお顔を見せに来てくれました。ぅ~ん、可愛いかった・・子供苦手なんですけどね。。

あらためて、生まれたばかりの身体っていろんなところがよく動くんだな~~って思いました。オムツをしない整体育児で通している気合の入ったママさんだ。

「なかなか赤ちゃんができない」というのが当初のお悩みだったのですが、通院しながら半ば忘れかけた頃に妊娠したのがおよそ1年半前。早いなぁ。

具体的には足を温めてよく眠れるようにした気がしますが、今にして思うと、「気が落ち着いたこと」、「心ががゆるんだこと」が結果に繋がったと思う。

整体を始めてからわかったことですが、今って「結婚してから赤ちゃんがなかなかできない」という方は決して珍しくないのです。というか以外に多いんですよね。

そして、お子さんができない時にみなさんが取られている方法は

主に・・・

・自然に任せて待つ

・病院に相談する

・はり・灸に通う

・・・くらいな気がします。

どうも、「整体」に行ってみようか。という方は少ないみたいですね。

これまで仕事として妊娠出産の経過を見ながら感じたことは、

妊娠・出産は何より「気分の状態」が優先される

ということです。

だから今の悩みや症状を平癒にもっていくためには、気や心を乱しているものを取り除いてあげればいいのです。(基本的に‥)

それは体から無駄な力を抜く、ストレスに抵抗できる呼吸と姿勢を作る。という、これが全てといっても過言ではありません。

私は基本的には、「命は神さまが決める」と思っていますが、その一方で「自分がどういう行動をしたのか?」も同じくらい重視しています。

いつも思うのは、不妊治療のために「膨大にお金がかかること」、「リスクの高い行為」はお勧めしません。

まずは活元運動から始めていただいたらいいなと思うのです。^^