大口活元会

さっき大口駅西口駅前の徐福苑でタンメンを食べてたらせい氣院のお客さんにパッタリ遭遇。

僕「あ、○○さんこんばんはー」

お客さん「はぃ?・・え!えぇ~、、センセーもらーめん食べるんですか~」

僕「そら食べるワよ!(しかも好きだよ、ラーメン:←倒置法)」

お客さん「意外です~・・・」(え、なんで:僕)

ま、いいや。

今日は午後1時から愉気法+活元運動の会でした。

初顔合わせの3人さんで

呼吸法→活元運動→統一呼吸法→愉気法

いつもの流れでいい感じにすすんで最後にお茶をいただきました。

いわゆるアマチュアのみなさんと練習する愉気はほんとに愉しいです。なにより人の身体に丁寧に丁寧に触るということがみんな自然にできるから。

整体の基礎は相手の生命を大事にするということ。とにかく乱さないように、毀さないように、静かに触れていく。「静けさ」を「技」にまで昇華させたのが野口整体かも知れない。

始めたときは技術を覚えてもらうつもりでやったわけではなかったけど、大口だけで愉気法ができる人が100人くらい育ったら横浜の中でもけっこうイカした街になるかもね。

この街が明るく元気になりますように。

次回の活元会は6月27日にやりますよ~。

それではまた。みんなきてね~

化膿活点

昨日の庭仕事のあとで夜中に猛烈な痒みにうなされた。毛虫の被害だ。ガーデニングではよくあることらしいのだが、その辺りはまったく無知だったため無防備であった。慣れた方々は暑い日でも長袖を来て土いじりをしている理由がようやくわかった。

虫に刺された時はどうするか?と訊かれれば、まず皮膚科に行くことをお勧めする。自分の場合は研究心から化膿活点という虫刺されの急所を確認したのだが。化膿活点は二の腕の外側にある、別称は上肢第六調律点という。自分の化膿活点はどういうわけか普段はわかりにくいのだが、昨夜はここぞとばかりにゴリゴリに腫れている。昔の人はよくこんな処を見つけたものだと感心した。

化膿した時、毒虫にされた時―化膿活点―

20160611

虫に刺された時、クラゲやオコゼなど毒をもったのに刺された時や、釘などをふみ抜いた時、生爪など化膿を警戒する必要のある怪我などに使うと効果があります。上の写真の場所(上膊部)にコリコリができるから押さえればいい。これは自分で簡単にできます。

ただ、その前に、刺された場処、怪我をした場処の血を、できるだけしぼり捨てること。こうすると、血液と一緒に毒素も洗い流されるからです、愉気をしておくとなおよいが、腫れたのなら、もう心配ない。(野口晴哉著 『整体入門』 ちくま文庫 p.183)

生理学的に説明すれば、いわゆるリンパの流れを司る処だ。操法がきちっとあたれば、細菌の退治やウィルスへの抗体作りを助勢する。普段的には「むくみ」の解消にも使える処でもある。

一節にはマムシに咬まれた時でもここを押さえて助かったという記録まで残っているのだから凄まじい。ただし昔の人の生命力や野生の強さが土台にあることを見逃すことはできない。現代人は絶対にマネをしてはいけない話だ。

季節がら多少需要のある技術と思うので、今月の活元会では化膿活点の稽古をしておこうと思う。

野口整体が教える安産のポイント

ホームページに体験談を載せているせいか妊婦さんのご相談が割合的に多いです。

ごくまれに遠方から電話でご相談を頂くこともありますが、お悩みで一番多いのは疲労の蓄積による腰痛で、正坐で腰を伸ばす感覚を訓練していただくと、けっこうみなさん安定してきます。

とにかく「妊娠をした」ということはその身体にはすでに出産に耐えられる素質と体力があるということを意味してるわけです。まっすぐな姿勢は最低限度の必要条件で、あとはあんまりいじくらずに静かに「待っていればいい」はず。

妊娠期の10ヶ月の間にはお腹が痛くなったり頭が痛くなったり、足を挫いたり背中をぶっつけたり、といろいろあるとは思いますが、そこであわてるとさらに乱れますから何より大切なことは落ち着いている時間をなるだけ多く持つことです。

ただこの落ち着くというのが少々難物で、「よし、それじゃぁ落ち着こ~。」といってできるかといったら、なかなかそういうわけにはいかないもんです。これは「落ち着く」という行為が抽象的な感情操作ではなくて身体的な「技」だから。

できることなら妊娠前にきちんとした正坐を身に付けておくことが望ましいよね。でも、妊娠中でも正坐の訓練はかなり有効でやれば誰でもお尻が上がっ弾力が出てきてきます。続けることでいわゆる安産型という状態になってくる。

あとは月並みですけど「散歩」は毎日欠かさずした方がいい。(お仕事をなさってたりするとなかなか難しいかもしれませんが・・。)

初産の方の不安な気持ちとか緊張感というのはやっぱりご本人にしかわからないものがありますけど、一つだけいえることがあるとすれば「身体は絶対に間違わない」ということでしょうか。

あまりアタマをいそがしくしないでどこか「ぽやん」、としてるのがいいんだけど現代ってなかなかそうもいかないんだよね。

僕が妊婦さん用の正坐呼吸法をホームページに書けばいいのかもね。

それではまたー。

横浜大口 活元会

昨日は愉気法+活元会でした。

始めた当初はだれも活元運動が出なくて、うーーーん。.oとかなっていたのですが、今回はそれぞれ相応に運動が出始めて、会もだんだん野口整体らしくなってきました。いいかんじに

活元が出るようになると気を送ったり受けたりするときの反応も違ってきます。個人指導の効果も変わってくるはずです。

愉気法は「こういうときはどこに愉気するか?」という知識よりも、「愉気ができる体」になることが先決です。体につまりやコリがなくなればどこに愉気しても必要なところに気は流れていきます。

こんなかんじで、さらに小一年も続けていかれるとみなさん、整体の体になっていかれるんじゃないでしょうか。来月は

・6月13日(水)13時30分~16時30分

・6月27日(水)13時30分~16時30分

2回やります。

ご参加されたみなさまお疲れ様でした。

ではでは。

赤ちゃんへ愉気

一時期ずーっとプレママさん代わる代わるがお越しになっていましたが、最近ようやく落ち着きました。

最初は妊娠中の体はよくわからないことが多くて苦労しましたけど、女の人はこういう時は気がよく通るので身体の外側も内側も良く動きます。体質を改善させるにはやっぱりいい機会だと思います。

お腹の中にいる時に整体の氣を受けた子は成長の度合いが安定していると言われます。たしかにせい氣院に来ていた方に経過をうかがうと体重の増え方もやっぱり違うらしいです。いい意味で。

最近は自分の半生を振り返りながら、野口整体で言う、「潜在意識」に関心がいっていたので妊娠出産に関わると本当に勉強になります。

三つ子の魂百までとか、人生は3歳までに作られるとか言われますけど、最近はお腹の中で7~9割は生きる道が決まってしまうというのもわかる気がします。

憎めば憎らしい世が、愛せば愛らしい世が、と心のあり様が自分の生きる世界を構築していくわけですから。生まれてくる赤ちゃんが人を信じて生きられるようにする、そういう「誕生」に触れることは整体の一番重要な仕事な気がします。苦しくて楽しい、楽しくて苦しい。僕にとってはありがたい職業だと、あらためて気が引き締まる思いです。

潜在意識教育入門

押入れに積んであった野口晴哉先生の『潜在意識教育』 を最近読み始めた。

まだ途中だけど、「空想は独創への道」という項が読み応えがあって面白い。

―模倣を育てるもの―

どうしてこう偽者が多いのであろう。日本人には本当に独創性がないのだろうか。

という件りがあって・・・

「今あるものは全て先に空想があった」、とも言う。

それは例えば、「コップ」というものを作るのでも「鉱物の中の硝子を熱して器状にしたら綺麗じゃないか?」という「空想」が最初にあったから今こんなにいっぱいあるわけで・・。

そんなこと当たり前でしょ、とかって言ってるけれどもこの「ゼロからイチを作れるかどうか?」に人間存在の価値がある。と、そういうことを言っているんではないか。

じゃあ、その空想する力って何ですか?って言ったときに空想力・創造力・独創力というのはみんな「身体能力」なんだよ、っていうのが野口整体だ。

野口整体は心の学問だけど、心理や精神的な話の中にあって、どこまで行っても身体を離れることはない。それはどこをとっても「体は即心」であるし、「心と体を繋ぐ気」の学問とも言える。

「原発」も余所の国の模倣だから、その実態を全体的に掴めていなかった点が不覚だった。どういう利便性と危険性があるのかということがいまいち判らないまま使っていたということだろ思う。

「じゃぁ原子力がなくなったらどうするんですか?」と心配になる人もいると思うけど、方法はいくらでもあるはずなのだ。例えば、「富士山に登る」んでもいろんなルートがある訳です。でも最初はルートが無かった。そこに一人が道を見つけて、そのたった一つの道に慣れ過ぎていたというだけでしょう?一つのルートに頼りっきりだったから開拓する愉しみを忘れているだけなんでしょう。

でも本当は、人間は新しいこと考えるのが一番楽しいはずなのだ。

そう考えると今の日本の行き詰まり感の発端は、模倣に頼り過ぎたことから始まったわけだし、また身体感覚の衰退に端を発しているといってもいい。

敗戦そのものよりもその後で腰骨、骨盤が弱まり、その結果「空想する力」が虚しくなったことがこの民族にとっては一番の損害である。

そういう時代の流れの中で地震と津波で原子力発電所が損壊したことは私には「偶然」とは思えない。何か成長の糧となりうる出来事なする。この世界は「強い種が残るのではなく、柔軟に変化できる種が生き残る」というのはダーウィンの論である。執らわれがなければ変化というのは愉しいものだ。

この世に真の「教育」というものがあるのなら、先ず子供の空想力を汚さない、潰さないというのが第一義的に守られなければならないのだ。

人の身体から空想したり夢を見る力がなくなったときに、本当の意味でこの人間の世の中は終わるんじゃないだろうか。

民族の強さって煎じ詰めればこの空想力だし、すなわちそれは腰、骨盤の弾力と一枚であるということだ。農耕で鍛えた腰肚文化が零戦もウォークマンも作ったのである。

がんばろうというカラ念仏だけではでは容易にコトは運ばないんだけど、もう一度、神話の世界から国興しをする気で「よいしょー!よいしょー!!」とやればいくらでもいい世の中になっていく気がするのだ。今の日本には何よりそういう空想力が大事だと、そんなことを思い起こした。直地点は潜在識教育の話ではなくなった。

愉氣

世間が脱原発の波に揺れる中、あっひーは脱電子レンジしてました。

電子レンジ完全離脱して早2ヶ月。

そしてご飯の冷凍解凍がサクサク出来なくなったので、買っちゃった。

圧力釜!!!(島忠で特売2,000円)

圧力釜!!!

あっひーんちは玄米なので毎回毎回電子ジャーだと炊くのに時間がかかるのです・・。

これで自炊力もアップ!女子力もアップアップ!!(笑)

電力消費量も減ったので社会に貢献してる感もアップ!(^-^)

今日は、むかし野口先生の愉気を受けていたという80歳のおばあちゃんがお越しになられました。

野口先生に会ったことがある人は異口同音に言われますが・・・、大勢の会員を前に講義をしていても一人ひとりの心を見てくれている、そんな温かいオーラに溢れた人だったらしい。

そして、「あの、眼」が忘れられないって・・。

仏教で徳を表す言葉に「慈眼」というのがあります。

野口先生は眼からも、そして身体全体から人を癒すオーラや愉気があふれていたんじゃないかなって思います。

僕は先生がこの世を去った(昭和51年)の翌年に生まれました。

野口先生は今生では会えなかった想像の中の人なので、この道の古い方からお話を聞くと熱くなってしまうんです。^^;

僕はいってみればマゴデシ、第3世代。

そして野口整体が真の光を放つのは300~500年くらい後だと思う。

野口整体の愉気は、自分を貧しくすることなく、人を利することができる世界。

力まず、たゆまず、自分の出来ることをこつこつがんばります。

やったる。

複合体癖について

最近指導室ではピアノの伴奏 をかけています。流行りのヒーリング系の音楽なんだけど当たり障りなくて使いやすいですね。

野口整体の愛好者はパブロ・カザルスのチェロを聞く人が多いのです。野口先生が敬愛した奏者だから。わたしの場合は一人で聞いてると気分が重たくなってくるのであんまり聞かないな。同じチェロならヨーヨー・マの方が好きだ。9種と3種の違いかも。

わたしの体癖は3種がベースでそこに9種が混ざっている。左右型の体に9種の質。捻じれも結構ある。

だから偏り疲労を起こすと骨盤がしまったきびしくなる。だから急に周辺の空気がおも苦しくなるのだ。

3種・9種の複合体癖の特徴は・・・

・甘え方が非常に見事で、サッと泣ける。何か困ったことがあるとサッと涙を流してしまう。

・今笑っていても、次の瞬間にはサッと泣ける。そしてそれが通ると、機嫌のいい笑いがまたスパッと出てくる。

・9種というのは、種族保存の本能で動いているし、3種は自己保存の本能で動く。これが一体になっている3・9種は、ノリと勢いだけで生きているようなもの。

・本能の感覚が鋭い。

ということで、わたしなどは周りにはよく迷惑をかけている気がします‥。すいません。

ちなみにモーツァルトも3種・9種らしいです。9種の体つきの中に左右的な感性がある、という。

『アマデウス』という映画がありましたけどモーツァルトのイメージはこの映画の印象が一番濃いから、それとはちょっとイメージと違うかなあ。

おそらくはあんなに映画みたいにガヤガヤした人ではなかったと思う。「子供っぽい」、とか「甘えん坊」というのはあったかもしれないけど。

音調が柔らかいのと一曲の中にちゃんとした縦糸がある。これが9種的な纏まり方ではないだろうか。

基本的にお父さんに愛された人なんだと思う。お母さんも優しかったのではないだろうか。なんとなくだけど曲を聴いていると、世の中に対する恐れみたいなものを感じさせないから安心する。

体癖は一生ものだから変わらないのだけれども成長はする。

時間はかかるかもしれないけれど、自分を育てて体癖うまく使いこなせるように頑張ります。

活元会

本日は愉気と活元運動の会でした。僕のところは今はのどかにやっています。

初心者の方が多いのですがメンバーさんは品の良い方が多いので会の風紀が良くて助かってます。

始めたばっかりなので活元の出かたは初級の初級ぐらいです。実は・・

だけど、みなさん真面目に取り組まれているので愉気で誘導すればちゃんと運動も出るし、終わった後はお顔の表情も変わります。

活元運動ってこれがなんの役に立つんですか、というと上手く説明でいないんですよね。^^;

整体の目的は「感受性を高度ならしむる」という風に表現します。よくわかりません…(笑)身体の感覚を鍛えて鋭敏にしていく、というのが活元運動の目的の一つです。

活元運動をしっかりものにするには年単位で地道にやっていく必要があります。

ですが何事も覚えてすぐに役立つハウツーモノはすぐに役に立たなくなるものです。

時間をかけてじっくり獲得したものはいつでも必要なときに自分を助けてくれます。(これはホントですよね)

いざというときに自分を助けてくれるのは、先ず何より丈夫な体、そして健全な心。

覚えておいて損はないと思います。^^

次回は3月25日に行います。ご新規で参加を希望される方はお電話、メールにてお問い合わせ下さい。お待ちしています。

↓の写真はみなさんからの賜り物。

ゴンチャロフのチョコ・新潟産(本場?)豆モチ・イカした湯の茶碗,、です

野口整体 活元運動のすすめ-頂き物
いつもありがとうございます。私は果報者です。m(__)m

それでは、また~

産褥体操

昨日出産の少し前から見ていたお客さんからご依頼があったので産褥体操の介助をした。

<産褥体操の手順>

・10~15cm位の段差の角に仙椎二番にあたるように仰向けになる。

・足を骨盤の幅(何となくしっくりくる位置)に開く。

・息を吐きながら、左右の腸骨がそろう位置まで足を持ち上げ、吐ききった瞬間に落とす。

野口整体では産後の起き上がりの方法を次のように説いている。後産が出た後はすぐには起き上がらずに左右の腸骨が三回目に揃った時(1日から2日)にまず正座をします。1時間くらい正座をしたらもう一度寝て目が覚めたら起き上がると身体が整うとされています。ですが多くの病院では分娩が終わったら2時間程度で立たせて一般の病室に歩いて帰るらしい。∑(゚Д゚ υ)アリャ!!

何にせよ諸所の事情で起き上がる時期が上手くいかなかった場合の処置としてこの産褥体操があるのです。

実戦経験無しだったので「こうか?ああか?」と2人で協力して台をセットする。おもむろに仙椎2番を台座の角にロックオン。

そして、いよいよ。

スタート!

 

「はい、どうぞ。」で始めると・・・

・・ふぅぅぅうっ!!

・・

・・・・ぉ!

・・・・ぉお!!

「お~!!!おお~~~!!??こ、これは~☆」

どうやら効果はテキメンのごようす。

男の私には永久にわからない話ですがね。体操が終わるとお腹がぐっと引き締まってました。

これで一晩、二晩、と眠るうちに身体が整っていく。

身体の自然を守ることが整体指導者の務めだが産後は特に重要だね。

そういえば『整体入門』に写真が載ってた。これを見るとわかりやすかった。