魂の点火者

「人生二度なし」を説いた教育者 森信三氏は「魂の点火者」と呼ばれていた。

魂に火がつけば、あとは心も体も勝手に燃えていく。

指導者というのは皆、心を動かすことが仕事の根幹だ。

本来、医も仁術である。

心の温度を使うものなのだ。

当然だが、あちらに火を灯すには、こちらが燃えていなければいけない。

もとより人間は赤々と燃えているのだから。

いのちを高められるは、いのち以外にない。

愉気とはそういうものだ。

人間がいる限り、人間はつながりあっていく。

つながりを見失いかけたら、背骨を感じ、手を当て合って、活元運動をしよう。

人間がいる限り、人間はつながりあっていく。

このことはずっと変わらない。

燃え移るものがある限り、光はつながっていく。

それだけで、ずっと大丈夫なのだ。