今日はミツコ(嫁)がブログを書いてくれました。よろしくお願いします。↓↓
------------------------
モノを持たない暮らしに憧れて、本棚を整理しはじめた途端に挫折した。
ちょっと、さらっと目を通すだけのつもりが、普通に読み始まってしまったのだ。
捨てようと思っていた雑誌を眺めていたとき
キッチンに立っている人の写真を以前とは違う見方で見ていることに気がついた。
「あ、この人肩が落ちてる。腰が入ってる。
あとで先生にきいてみよう。」
好きなことをしているとき、
集中しているとき、
だいたいは腰が入っているらしい。
だから、なんでも「興味を持って」というのは
大事なポイントなのだろう。
先生に体をみてもらう時に、
最後に「本気の正座」をつくってもらうことがある。
先生ともよく冗談で話をするけど
腰が入っている状態というのは
「チーン」という感じ。
大仏さんのようにどーんと座って
ほんとうに「今だけ」になる。
「考え」が消えて、腰がどっしりするのだ。
不思議と肩の力が抜けて
上半身がそれはそれはラクに、頭もスカッとする。
パソコン仕事が続いたりして
肩こりがひどくなったりすることがあるけど
一度このスカッとした状態を体験すると、
いかに日常で肩に力が入っているかがわかる。
そして、肩に力が入っている時はたいてい猫背だ。
肩が落ちてるというのは、腰が入っていないとできない状態なんだ。
そして、肩が落ちているというのはリラックスしているということ。
よくスポーツ選手なんかの話しで
リラックスした状態で試合にのぞむとかいうのを聞いていたけど
なにか偉業を成し遂げるためだけでなくても
人はいつでもリラックスしていたほうが物事がうまくすすむ。
頭で計画してうまくやっているつもりでも
やっぱり体の方が一枚上手で
そっちを整えるだけでいろいろなことがラクにすすむ。
野口整体のいいところは、日常に落し込めるところだな、といつも思う。