パワーストーン鑑定

ホームページに書いたので、初回の時に「このパワーストーンが合ってるかどうか観てください」とよく聞かれる。もともと「おまけ」的にやっていたことなので反響など考えていなかったが、人の興味の持ち所が個人的には興味深い。

鑑定機のようなものがあるわけでもなく、身に付けたときとはずしたときの筋力を観るだけなので、筋力以外の「開運効果があります」とかなると、よくわっかんない。

この筋力反射テストは仕事をしていると案外重宝する。漢方薬を何種類も飲み続けた人が薬の量を減らしたら冷えが抜けたとか、ピアスをはずしたら腰のハリが柔らかくなったということがあるが納得してもらうためには目に見える形で示した方がすっきりする。なんの物的証拠もなく「あなたにはこの石が合っていません・・・」とかってあやしいことこのうえない。

石の鑑定については、6:4か7:3の割合で筋力がダウンすることが多い。特にルビーや翡翠などは合わない人が付けるとガクンと腹から力が抜ける。石には希少価値以外の力があることは認めているがそれ以上のことはわからない。

天然石の専門店で作ってもらったものなどが合わないと気まずいが、じつは腕時計を付けたり、メガネをかけたり、携帯電話を握りしめたときの方が力の抜け具合はいちじるしい。一度結婚指輪をはずしたらバリバリ絶好調になったときはお客さんと大笑いした。いや、冷や汗を止める為には笑うしかなかったのだ。

その点、石の方はというと「毒にも薬にもならない」という程度のものが多い気がする。個人的には女の子が身につけるなら綺麗なもの、キラキラしたものをつけてたらそれでいいんじゃないかと思う。安くても何でもいいから光りものを身につければ運勢は上がると聞いたことがある。サバでもコハダでもなんでもいいからくっつけて歩くといいそうだ。

かつて中日ドラゴンズの落合監督がルチルクウォーツを付けてチームが優勝したことで男性にも石が注目されたことがあったが、もともとが三冠王を3回取った実力者だということは見逃せない。人間の運と実力はがっぷりドッキングしているのだ。

不思議なことは不思議なこととして、現実と区別ができていれば大きな問題にはならないのでパワーストンもそういう意味では楽しい遊びだ。あっひーは何が言いたいんですか?っていうと「神仏を尊び、神仏を頼まず。」と、いいたいんだ。by宮本武蔵