いい本です。2回目。(笑)病気の原因は「生き方の偏り」にあるという考え方に沿って書かれてます。
本文より
あと、痔は怒りっぽい人です。しょっちゅう怒っているような人は必ず痔を持っています。
とあります。整体的な臨床例ですが、人は怒ると頭の骨にポコッとしたでっぱりができます。いわゆる頭には角がはえるという考え方です。おぉ。たとえば頭部第3調律点という場所、つむじのあたりなんかもでっぱって頭が尖がることがあります。
そしてこの頭部第3調律点という処は肛門を締めると一緒になって僅かに動きます。相互に関係が深といえます。だから怒ると痔になるということにも通じるのでしょう。
ただこれは痔に限らないと思います。人っていつもいつも怒っていればやがては血を濁します。現代は交感神経の緊張が心や体のいろいろな問題につながってるわけですが、怒るということも交感神経の過緊張状態です。
そして怒ってばかりいると考え方が凝り固まってしまいます。こういうとき整体操法ではお腹をやります。お腹へ愉氣をして氣を鎮めてあげることが身体にはとても良いからです。
ところで、痔は一度かかったらお墓まで持っていく、だからヤマイダレに”寺”と書くのですが、昔はそれぐらい治りにくかったそうです。ポラギノールができるずっと前のことです。
整体操法では痔になった場合、足の小指の外側を押さえる技術があります。その名も痔病一切奇妙。ザックバランです・・僕は実践で使ったことはまだありません。これはわりと対症療法的ですね。ここを押圧しながら愉氣すると痔が治るといわれています。痔の方はぜひぜひ試して下さいね。