何やらここ何日か朝起きにくい。こういうときは自分で骨盤を触ってみる。
そうするといつもは締まり気味の骨盤が開いて下がっている。そして(いつも以上に)良く食べる。念のため脈を診ると「ド…キン」という引く脈だった。すると、ああ低調期だな、とわかる。
体の波ということを知らない時分は「こんなことではいけん!」といって夜中にお寺に行って坂道ダッシュなどしていたけど、今は低調の波に上手く乗るという風に対応が変わった。自炊していっぱい食べて、たくさん眠ればいい。これも整体の智慧なのですが。
低調というと何か調子が悪いと思われがちだけど、整体でいう低調とは休息、弛みの期間のことを指していう。特徴は寝ても寝ても寝足りない、飯を食べるとうまいので太ってくる、空想やヒラメキが湧きにくいなど、とかくアンニュイなわけです。
ここできちんと休めると高調を迎えた時バリバリ働けるようになる。心が静かな時は、こういう自分の波は割合すぐにわかるようになる。が、他人のとなるとこれは難しい。
それでも一つの目安として、体の生理的な波は7日、7日、と動き、気分の波は10日がひと周期と言われている。整体では人間は絶えず揺れているゆらぎの生き物とみている。世の中は常にこういう波が互いに影響しあっているからある意味新鮮でいられる。