昨日からの雨で気温がずいぶんさがりました。
今って身体はまだ「夏」モードなので寝冷えには弱い。長袖のパジャマをきたりして、窓からの風ななどにも気をつけてくださいね。
今日は午前中お仕事した後、午後から自分の先生の活元会に参加してきました。自分の身体もときどき外から見ないとね^^
気が付けばこの何ヶ月かは仕事をしながら「活元運動ってなんなの?」というのをずっと考えていました。
一つは純粋に肉体の疲労の解消、というのがありますけど「野口整体」でありながら、その技術が肉体のレベルで終わってしまう、というのはやはりちょっともったいないと思います。
今ってやっぱり野口整体に限らず、「心」を求めていらっしゃる方が多いのだと思っています。
スピリチュアルに象徴されるように、モノから精神へと価値観がシフトしてきてます。
日本にとっても世界にとっても昨年の地震のショックは大きかったですよね。
ああいうことからをみても大きなプラスと言うのはマイナスに転じたときの対処まで考えていないと怖い面があるのでしょう。
40年間、日本に電気を送ってくれて原子力の発電所、ずっとずっとみんなの生活を助けてくれていました。そのことまで含めて一切合財を「悪るかった」とみるのはよく「考えて」いないから。
やっぱり、先の敗戦からの復興、経済成長という時代の一連の流れの中に、「闇」の部分や「問題点」があった、と認めるところから再出発しないといけないのかなって気がします。
僕が思う「整体」っていうのは「人間が夢を追いかけられる身体」、「志を持って生きる身体」だと思っています。
どんなに大きな失敗をしても、すんごい失恋をしても、ものすっごいがっかりしても、失意のどん底に落っこっても、いったんその強い痛みがひいたら、「よし、じゃ、もっかいやろうか」っていえる身体です。
人間って生きてる限りは、良くなる、すっと光の方を見つけてまた伸びていく。そういう生き物だと思います。
それにはやっぱりいつまでもマイナスをしょっていることなんか不可能だし、ときには成功体験みたいなプラスの記憶も荷物になります。
そういう意味では人間が一番力を出せるのは「ゼロ」、「無」の状態って気がする。
「整体」の目的はプラスにプラスを重ねて丈夫にしていくのではなくって、過去の堆積物をさっとすてて身軽になっていくような感覚といった感じでしょうか。
余分な力を抜いて捨て切っていく。
活元というのはそういう「捨てる手間」すらないくらい「何にもない」作業。「自分」をいったん作り上げた「考え方」から下ろす。なんにも無い「命」だけになってひらいてく。
そういう「心」の状態になって初めて宇宙と一つの整体の呼吸になるし、ほんとうの「愉気」もできる。
ほんとうにシンプルで簡単な、易しくて優しい道ですけど、やりこんでいくとこの道の深さには際限が無いこともみえてきます。
活元運動も続けていった人にしか見えてこないものがあるんじゃないかな、と思います。
今日本に必要なのはお金でも仕事でもなく「志」を持った人、心からそう思います。
活元にはそういう「人」を作っていく力がある、というのは過信かな?賛同者が集い普及していってくれるとうれしいなとは思います。
次回のせい氣院の活元会は10日(月)です。次回は夏から秋へとまた骨が動いていく季節なので頭の穴追いをやろうと思っています。クーラーで冷えた身体から発汗をうながして、引き締めていきます。
頭の穴(調律点というくぼみ)から愉気をはじめて、ずーっと穴を追って身体の外に澱んだ気を抜いていく技術です。^^言葉で説明するとわかりにくいですね。とっても簡単ですよ☆
ご参加される方はお早めに教えてくださいね。^^