治さない

フー暑いですね。^^;あっひーは暑いのは全然平気なので夏はいつでも元気っ子です。

僕のところに来て野口整体を好きになってくれる方はけっこういらっしゃいます。^^うれしいです。

本を読むとわかるのですが野口整体は治さない。ただその人に合った条件さえ整えばあとはなにもしなくても治りはじめる。その治癒力のリミッターとなっているものを見つけ出してはずしてしまうのが、いわば「技術」です。フンガー!

だから整体の技術はみんな治療に対するアンチです。体を育てるという本当の意味での体育です。

こういってすぐにピンと来るのは女性のみなさんです。女の人は育むという発想や癒しに敏感ですが、男性の方はやっぱり「治す」の意識から脱せない人が多い。

電話で「そちらは野口整体ですよね?治療(施術)をお願いしたいのですが・・。」といってくるのはほぼ100%男性の方です。

指導を受けて自分の体力で身体が変わっても、「こないだの操法が効きました!」と・・。

なんですと・・・。。

 

ちがーう!お前が治ったんじゃ!p(`Д´)ノドルァ!!

 

何かによって治ったと思っているうちは人間は丈夫にはなりません。

何にもよらないで治った!と思ったときに心も体も丈夫になります。

それが自立。

苦しいときにその苦しいほうと反対側に目をやると、何かが育っています。

それはなんといったらいいのか・・・、、、「生きている」という、侵しがたい健全な光ですね。

そこを拡大して目の前にどん!と出して見せると元気になってくる。

痛いところは放っておいて元気なところにスポットを当てる。

近代医療とはまるで逆転の発想だけど、手術も投薬も対象に何かをやってあげる「足し算的」な発想。

野口整体は余分に庇ったり守ったりするものをできるだけ取り外していく「引き算的」な態度。

だから僕は治そうとしない。^^

これを示すのに感覚的に一番近いのは「クララが立ったー!」だと思います。(ハイジのね^^)平成生まれの人はぽかーんだと思いますが・・・^^;

どうやったら自分の足で立てるのか?これだけを考えていくと、整体の取り組み方全部が変わってきます。

愉気も変わってきます。良くしてあげるつもりでやってると自立ではなく「依存」が育ちます。でも治さないつもりでみていると相手はみな丈夫になってくる。

弱き人 強くあるべし

治療をお探しの人は治療院へ、自立を求める人はせい氣院へ^^