ここ何日か奥歯が痛い、というか痛かった。昔歯医者さんに「あ、この歯はたぶん生えないね~。」と言われた下の親知らずが何を思ったか急に方向転換して出てきたのだ。
ちょっと前に首がおかしかったので自分で調整したのだけど、たぶんこの影響だったんだね・・。
痛くてご飯もおいしくないのでやむなく減食、一日一食、うどんとかサンドイッチで過ごしたら化膿もおさまって身体も軽くて調子が良いyo!。
怪我の功名というか、現代は栄養をいろいろ沢山取るよりも、減食やプチ断食で抑制するほうが元気になることは多いよね。基本、食べすぎ・病気大国ニッポンだから。
ほんの少し前、大正・昭和の始めは栄養失調の病気が多かった。結核なんかも予防接種(BCG)の普及率増加と、罹病・感染率の減少はあまりリンクしていなかったというデータがあるのだ。
結核がなくなった一番の要因は経済成長に伴う、衛生環境と滋養の改善だという見方が本命らしい。食養生というのは古来から不朽の健康法の王道だ。マスターすれば身体の無駄な澱みはなくなる。
序盤から食い物の話になっちゃったけど、今日はタイトル通り肩こりの話しないとね^^;
かつて野口整体を生業にして生きて行ぐべー!と思って仕事をはじめたときは肩こりにはあまり興味がなかった。
でも最近仕事と関係ないところで立て続けに、「肩こりがねー・・」という話を聞いて、潜在的なニーズというか、困っている人はやっぱり結構いることに今更ながら気が付いたのだ。
肩こりと言ってもね、コリや痛みが出てるのが肩なだけで、眼精疲労の肩こりもあるし、感情抑制のもの、指先の使いすぎ、栄養の取りすぎ、原因はいろいろあってそれを見極めるのが整体の観察だ。
今日は話の流れ的に食べすぎに焦点を当てます。
そう、
食べ過ぎの肩こりを治すには・・・
それは・・・
ずばり・・・・・・
食べなくすればいいんです。
「っそんなことわかってるよー!」ってつっこまれてそう。^^;でも冒頭でも書きましたけど、食べないでいるって肝臓と腎臓が休息状態に入れるので、夕飯一食抜くくらいでも、一晩寝ると肌がつやつやしたり白目がパーッと白くなったり結構な恩恵にあずかれます。(適度にですよ・・何ごとも中庸が肝心ですよー^^;)
お釈迦様も過剰な断食行も息止めも最終的には身体に良くないという結論に達したけど、一説には週一回、一日の断食は続けられたというのを何かで読んだ気がします。
だまされたと思って1週間~1ヶ月単位で、(特に梅雨時から今ぐらいが狙い目です^^)少ーしでいいので減食してみるとある種の肩こりの人は楽になってくると思いますよ。
「そんなことするくらいなら肩こってたほうがましじゃ!」という人にはやっぱり野口整体の食べ過ぎ体操かナ。
正坐をしてそのまま後ろにぱたん!とするアレです。(ちくま文庫の『整体入門』に書いてあります。)
栄養過剰になってくると腰とふとももの前側がぶねっと固くなってくるので、そこをぎゅぎゅいーーんと伸ばすと時間差で肩に効いてきます。
二人一組で正坐した人のももの上にパートナーが乗っかるというアグレッシブなやり方もあるけど、東洋医学では肩こりの人に、ももを刺激するというのはわりと定番みたい。
体操で身体が整うと食欲は安定するから、それで食欲が正常になれば身体ももっと良くなる!という元気っ子スパイラルに入れればいい。全ては最初の小さな行動から。
食べ過ぎの肩こりさんなあなたは、まずは体操をおためしください。
これでやり方が解る人はすごい^^;体の固い人は一人でやならいでくださいね。でわー