整体操法は鎮心という処の押え方から勉強する
物事は最初に基本という名の極意から教えるようになっているから、これもそうなのだろう
鎮魂(タマシズメ)という言葉があるけれど、またどういう意味かはわからないけれども、つまるところ鎮まれば終わりなのだ
鎮まり切らないものは一体何なのか
ただそれを見ている自分が邪魔なのである
ぼそっと、或いはただ茫然と坐って静めようとしている間はたいてい鎮まらない
むしろ活気凛々と躍動して、我も彼も消えている時、鎮は不意に訪れる
動静一如
「魂のこと」など打ち捨て全力で生活している時、そこにたましいが現れるのだから不思議である
高速で回転する独楽のように、自身の体力をフル稼働して生きよう
出し惜しみは疲れを生む
出し切れば快がある
鎮まることで逆に亢まるのが人間のいのちだ