体癖理解までの果てしない道のり

活元会のあと「体癖」の話になった。野口整体に興味を持たれると体癖は誰もが気になるのではないだろうか。

見ようによっては「動物占い」みたいで面白い。何故あの人はああなのか、自分はこうなのか、ということについて少しでも原因らしきものが解るとなるほど、ということがある。

ただ体癖を知ることと理解することには距離がある。

身体、特に腰椎を観て、触れて「〇〇種」である、ということがきちっと解るには歳月を要する。

仮にある程度分かるようになってからでも、今度はそれを「何のためにどう使うか」ということになるとさらに難しい。

整体指導ではこの体癖を「相手をよくする」ために活かそうと考えるけれども、人間の複雑性がわかってくるとその「よくする」ということがどのようなことなのか悩む。

ただこういうものが全くないよりはあった方がはるかに指針にはなる。最初にこの法則性を見つけ出し、体系立てた野口先生はやはりと呼ぶにふさわしい。

今の自分では体を見ても体癖も波もわからないことばかりであるが、自分なりに捉えられているところもある。慌てないで丁寧に学んでいこうと思っている。