なぜ健康なのかわからない:荘子を読む

知は其の知らざる所に止まれば、至れり。『荘子 内篇 第二』

何も知らないとき、すべてがわかってる。

何もしなくても体温は保たれる。

疲れれば眠くなる。

欠乏すれば食べたくなる。

余ればこわす。

なぜ健康なのかわからなくても、みんな健康だ。

「なぜか」がわかってしまうと、健康は失われる。

健康になろうとする行為がむしろ健康を乱していないか。

ときどき、考えてみよう。