いよいよ梅雨らしくなってきた。湿度が増すと仕事のあとの疲労感が変わってくるのでわかる。湿気で疲労するのは呼吸器なのだけど、そうするとなぜか食欲が減る。「減る」というと元気がないみたいだけども、実際は消化器を休めてバランスを取っているのだからこれでいいのだ。
よく見受けられるのは、梅雨に入ると「お米」を食べなくなることだ。外が湿気だらけなのだから、口から入るものも「べたっ」としたものは美味しくない。このタイミングでおかゆなど出されたら、うーん・・となってしまう。
今年に入ってから私生活の変化で「子供の立場」を考えるようになったわけだけど、この時季は当然子供だって食べる量は減る。食べないから具合が悪いのかと心配されるお母さんもいらっしゃるけど、そのままにしておいて全然ダイジョウブだ。
子供は大人よりもずっと感覚が純粋なのだから。毎日毎日、同じ分量を食べる、同じ時間眠る、というのが規則正しい生活、と思われやすいが、本来は身体の疲労度合や要求に沿って生活することが規則正しいのだ。
ともあれ湿気で疲れているような時は、栄養価の高いものを摂るよりは減食の方がラクになりやすい。実際にはそれも一人ひとり観なければわからないのだけど、梅雨が苦手な人はちょっと試してみると良いかもしれない。