湿疹

しばらく湿疹の出る子供の相談を受けていますが、整体だからと言ってもこれといった打ち手がないときもままある。

いつも思うのは、親の心子知らずで子供の病症に集中しているのは親の方だけで、当の子供にとってはさして気にも留めていないことが多い。

小学校も高学年くらいになると、親が心配するから言われた通り整体に来ているという孝行な子もいて、周囲が治そう治そうと躍起になっているうちはなかなか落ち着かない。

僕にとって大事なのは来ている人の顔や目に勢いがあるか、ということなので湿疹自体は放っておいて、もっぱら子供の自発性を育てることしか考えてない。

病気に焦点を集める医療が根付いているからこういうことになるんだが、現代の罹病観から人間が解放されるまで僕の仕事は尽きない。

ある意味やりがいはある。