ゆめのはなし

今朝変な夢で起きた。人に追いかけられる感じの怖い夢だった。こういう襲われるような夢を観る時は胸の厚さが左右で違うのだ。実はきまって左側が薄くなっている。これは肺との関連だが、自分でもさわってみるとわかる。

さらに気をつけてみていくと、こうした夢が常習になるよう場合は後頭部に特徴がある。触ってみて頭がブネブネしている場合は明け方に夢を観るのだが、逆にカチコチに頭蓋に張り付いたようになっている時は寝入りばなに観る。それを確かめるために自分の頭を触ってみたが後頭部はちゃんとしている。だけど胸の厚さを観るとやっぱり左が薄い・・。

それで今日はふと思ったのだが怖い夢で目が覚めるときって大抵両手が布団から投げ出されている。つまり肘を冷しているのだ。整体で肘というのは呼吸器の急所とみているが、肘が冷えたために肺に影響がいっておかしな夢を観るんじゃなかろうか。

整体ではこういうふうに変な夢を観て眠れなかったり、眠りの質が悪い時は肋骨を調整する。それも尾骨の操法を使う。これは元々は尾骨ばっかりを30年観察を続けた宮廻清二さん(指圧末梢療法家)という人の技術だ。肋膜や結核など肺の病を尾骨の操法で治していたそうなのだが、それが後になって整体操法に取り入れられて人間を深く眠らせる技術に転用したのである。

胸の薄い側の尾骨のキワ(宮廻活点)に愉気をするとふわーっと広がってくるという技術である。もちろん自分自身で行なうのは難しいので一人で行う場合は左の肋骨の4・5番目のスキマに手当てしてやる方が確実である。整体は徹底して体からアプローチする技術であるために、「夢」のような精神的な領域を扱う場合でも対処法は明瞭なのである。