寝違え

寝違えが癖になっている方から電話でご相談を頂いた。とりあえずお家でできる手当ての方法をお伝えしたのですが、そういえばあっひーが高校生の頃、首が動かなくなって難儀したことがあった。

寝起きで行った空手の道場で、到着するなりサンドバックをドン!と蹴ったら首にビシッと電気が走ったようになって頭を右に倒せなくなったのだ・・。痛みとしては寝違えによく似た症状だった。

次の日整形外科に行くと、やたら痛い触診をされてお医者さんに「あはは・・失敬。」と笑われて、首を固定されて終わった。湿布薬も買わされたが、まったく「相手」にしてもらえず、なんだかむなしかったのを覚えている。

なんでそうなったのか17年たった今なら1秒でわかるが、寝違えたといっても首だけを相手にしていたんでは永久に判らない。あっひーの場合は顎と腰(骨盤)をやるべきだったのだが、整体をやっている今はよほどのことでもない限り寝違えにはならないだろう。

ところで東洋医学には「落枕」(らくちん)という寝違えのツボがあるらしい。ツボは門外漢だが整体で押さえるところは東洋医学でツボとして名前が付いているところが多い。出どころがその辺なんだと思うが、落枕は手の甲、人差し指と中指の骨の間を手首側に辿って止まったところ。押すと背中に響くが肩から首にかけての緊張を弛めるんだと思う。

問題は寝違えではなく、寝違えになるような「身体」なんだっていいたいんだ。