「もし日本人が和室の生活を取り戻して正座を励行したら、病人患者の数は半分になる(のではなかろうか)。」というのは僕の整体の先生の言だ。
その時はそういうものかと聞いていたのですが、実際に和室に住んで一日の半分を正座で仕事をしていると自分の身体を通して確信めいたものが湧いてきた。
仙骨や骨盤が脚光を浴びているが正座で坐骨がキマるとおのずと背骨や肋骨が所定の位置にかえってゆるむようになる。いわゆる日本民族が生み出した生活上の文化、もしくは「型」というものでしょうが、こういういつでも簡単にできるような事には有難味が感じられないので価値を見落としてしまうのだ。
いきなり10分20分と正座をするのはつらいと思うのですが、就寝前の何分かでも正座呼吸法をためしていただけたらうれしい。