インプットとアウトプットのバランスが大事で、30過ぎまで教養らしい教養を身に着けてこなかった分、今が本当に生きた学びの時になっている。
自慢じゃないけど、本を読むのは遅い。
さらに読書に目的意識をもっていないために事業の成長も遅々としたものだが、これこそが本来の自分の生命速度とわきまえる。
一冊読むのに10分や15分で読めるという速読やフォトリーディングには魅力を感じるが、個人的にはこれがお金を払って修得するようなものとは到底思えない。
甲野善紀著『表の体育 裏の体育』の文庫版には神田昌典氏が解説を寄せているが、時代を席巻したカリスママーケッターの赤裸々な悔恨の文面となっている。
日本が今のようになったのはGHQの戦後教育が悪かったという通説が横行しているが、明治維新をきっかけに日本が霊性を失い始めたのが因と思う。
いずれこの国は霊性を取り戻していく道に入るだろうな。別に滝にはいって念仏唱えるわけでもなく、命を敬愛して肉体をおそれるということだが。