はやぶさ

「飛行機がなんで飛んでいるか、わかるか?」

「ジェットエンジン!気流とか?あ、ベルヌーイの定理……?」

「バカかお前。飛行機はなぁ、空を飛びたい!って本気で考えた人の夢とか、思いで飛んでいるんだよ!」

この前、本を立ち読みしていたらこんなくだりを見つけてそのままレジへ持って行きました。

小惑星探査機はやぶさが還ってきたことが報道されてはじめて僕はその存在を知ったのですが、なんと7年前に出発していたんですね。

とりわけ素晴らしいなあと思ったのは↓

イトカワから離陸後、燃料漏れで一時制御不能に陥った。エンジンなどの部品は次々と壊れ、姿勢を保つ装置は3基中2基が停止した。長距離航行用のイオンエンジンも、4基中3基が動かなくなった。交信が7週間、途絶えたこともあった。文字通り満身創痍(そうい)だったのだ。

それでも、宇宙航空研究開発機構の開発陣はあきらめなかった。その都度、知恵を出し合い、残った装置をつなぎ合わせるなどして、予定より3年遅れで帰還を果たした。当事者の一人は「神懸かりのようだった」と苦闘を振り返る。http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/178335

交信が7週間も途絶えた時、再び二つを繋いでくれたものって何なんでしょうか?たまたまだといえばそうかもしれないです。でもその2ヶ月間あきらめなった地球人も根性ありますよね。

絶対帰還させるっていうみんなの夢とか思いの力で帰って来てくれたんだと、僕はそう思いたいです。