人間の探求

かつて戦時中に「敵を憎め」というコピーが撒かれたらしいのですが憎めと言われて憎めるほど人間は単純な構造をしていない。 思春期の恋愛だって頭で「アキラメヨウ」といってもココロとカラダが納得しないところから西野カナちゃんの世界が始まる。 同じようにテレビで「買いだめををしないで・・」と言われても、背中にしょった「漠とした不安」が消えない限り震災のショックはショックとして残る。 家に山積みとなったトーレ …

なんとなくお腹に変な緊張をしょっている方が多いのですが、これも地震の余波といっていいのかもしれない。遠く離れた神奈川県でも死傷者が出る程の大規模震災だったがテレビで痛ましい報道をのべつ観ていると、それだけでも結構心身にこたえる。 左肋骨の下、胃袋の前は太陽神経叢といって細かい神経が叢(くさむら)のように密集しているのですが、ここは別名感情抑圧点ともいいます。辛いことがあったりイライラするとここが固 …

神の領域

お越しになっている方から「親戚が高齢で出産したら、お子さんの成長がとても速くて・・・」というお話を伺った。 世間では親の年齢に応じて子供の成長速度が変わる、という説があるそうなのですが、充分あり得るなぁと思いなんとなく合点がいきました。 最近妊婦さんのご相談が集中したのですが、おなかの子の成長の速度や個性というのがあまりにみんな違うのです。 自分の両親がどういう環境でどういう世界に生まれてくるのか …

就活

せい氣院では最初の問診票に必ず「私はこうなる」という、整体指導を受ける「目標」を書いていただくのですが、この間、学生さんから就職のご相談を受けた。 その学生さんはどんな仕事をしたらいいのか「整体」を通じて自分を見つめ直したかったそうです。殊勝な心持ちに敬服したのですが、今の大学生って大変だなぁとも思った。そうはいってもあっひーなんて大学出た時はその「仕事」も決まっていなかったのだ。世間一般の価値基 …

キノメドキ

今日は先生の道場に参内したのですが、行きにi-podでたむらぱんの『ズンダ』を聴きながらずんだずんだ歩いていたところを後ろから誰かに背中をトントンされた。 振り返ると知らないお爺ちゃんが開口一番「アンタ足が強いね~、すごいね~!」だって・・・。(´・ω・`;)えぇ?ナニナニ??? そのオレに追いすがって背中をタップした爺ちゃんもすごんだが・・。面白い人だと思って話しながら坂道を登り始める。よくよく …

人生は修行だという。その一方で遊行、人間はこの世に遊びに来ているんだという人もいる。どちらにせよ人は何かしら「行」をしている。ただ凡庸と息吸っているというヒトはこの世に一人としていないと思う。 一見ツルリと、なめらかに生きているように見えても、ひとたび背中にまわって触れてみると、この娑婆においては一人ひとりがそれぞれ違う立場から人に言えない苦しみや悩みに相対していたりするものだ。 そうした葛藤が「 …

生誕百年

今年は岡本太郎氏が生まれてちょうど百年だそうです。太郎さんの本には青春時代にずいぶんと勇気づけられた。『自分の中に毒を持て』『美の呪力』『今日の芸術』なんかが思い出されますが、どのページを開いてもそこは「岡本太郎一色」で塗りつぶされていた。 人間存在の矛盾に一切のゴマカシ抜きでカラダでぶつかっていった生き方に捻じれ型8種のある僕はえらく共鳴したのだと思う。太郎さんは一見してアウトロー的でもあるけれ …

母子会

1週間ほど「お母さんとお子さん」の組合せのお客さまが多かった。(妊婦さんもいらっしゃいました・・) いつの世も母は強くて美しいのだ。温かい愉気ができる女の人が増えれば僕はうれしい。こういう氣の荒い時代にも「うるおい」が感じられる。ひとつの希望だったりもする。いやさ、マザコンなだけだろうか・・? そして今日の一枚、ラファエロ・サンツィオ作『小椅子の聖母』この絵には「愉気」があるから好きなんだ。

ぼいとれ

「整体を受けた後にカラオケに行ったらすんごい声が出た」とのご意見。身体のリミッターが外れた体だったと言われ、そういうこともあるのか、とあっひーも参考になった。 何をしたかあまりよくは覚えてませんが「趾骨間操法」(通称:みぞそうじ)というのをその時は丁寧にやった気がする。足の甲の骨、趾(ゆび)の一本一本を剥がすように愉気をします。腰の硬直を和らげるために使いましたが、腰が弛むことと声にバリキと艶が出 …

ごろごろ

お身体を拝見していて意外と多いのは「休むのが苦手」という身体です。 背骨に愉気(整体の手当て)をしている時に、「くたーっ」となれる方は次第に目がはっきりしてきますが、忙しくて考えることがたくさんある方はあまり氣が通らず身体が変化しません。人間は頭がいいのでそれだけ思考によっても疲れるのだと思います。 動物のようにあまりに本能に頼ると大変な世の中になってしまいますが、動物の世界には寝過ぎ(二度寝)と …