8月9日活元会後記

去る8月9日に坐禅・活元会を行いました。

なぜか前回と同じく台風の予報と重なりましたが‥。そして前回同様、予報に反して大したことはなく、みなさん無事にお集まりいただけました。

内容は脊髄行気から始まって、坐禅、野口整体の教材資料を使っての座学、そして活元運動です。

まずは脊髄行気について。

ちなみに「行気(ぎょうき)」というのは自分の身体のどこかに、呼吸を入れていくようなつもりで気を集める訓練法です。

だから「脊髄・行気」といった場合は、脊柱管という背骨の中心孔をイメージして、頭のてっぺんから尾骨に向かって息を吸っていく(つもり)。

「すーっ」と鼻から吸って、吐く方は特に意識しません。

目をつぶって静かにおこないます。

大体、10分くらい。

ひとしきりやって落ち着いてきたところで次は坐禅です。

坐禅はご存知の方も多いと思いますが、半眼といって目を開けておこないます。ただし、視線は45度下方(やや伏し目がち)になります。

そして、うちの坐禅会では「坐骨」を大切にしています。坐骨をぴたっと座布団に据えて背骨をまっすぐに立てていれば、「足の形は自由」ということにしています。

一般的には結跏趺坐(けっかふざ)という、いわゆる大仏様の座り方を推奨するわけですが、これがむずかしければ正坐でも結構ですし、アグラでも椅子坐でもOK。

そしてさらに、眠くなったら寝っ転がっていてもOKです(今のところ、ゴロ~ンと寝た人はいませんが‥いいんですよホントに)。

とにかく、

「何にもしない」

ということをやってみましょう、という集まりです。

本当に「何にもしない」でいる時、自分は、世界は一体どうなるのでしょうか。

どうぞ、やって確かめてみてください。

 

さて、それから休憩をはさんでお待ちかね(?)の座学です。

いや‥、脊髄行気と坐禅がおわった時点でみなさんエンディングモードだったのですが…一応スケジュール通り敢行いたしました。

資料は野口晴哉著『愉気法1』全生社の「質問に答える」より。

質問 活元運動の会で大変よいことを学びまして感謝しておりますが、年を取ると(六十五歳)、長患いをしないで終わりたいということを考えます。老衰死ということになりますと、一年近くはおしもの世話を受けるようですが、避けられないことでしょうか。

 こういうご質問ですが、死ぬ時はみな快感があるのです。老衰して人に世話をかけるというのは、まだ自分の力を発揮していない人です。力のある内に力を使わないでいると、そういうように動けなくなるのです。本当は死ぬ間際まで動ける。…<中略>…

…ですから、死ぬ前の一年間、人に小便をとってもらうことなど考えないでいいと思います。それまでは相互運動をし、人にも愉気をし、自分も愉気を受け、相互におやりになることがいい。人間はそういう力を持っているのだから、それを存分に発揮しなくてはいけない。専門家ではなくては治せないというのは嘘なのです。みなお互いに治し合う力を持って生まれているので、そういう人間の持っている力を発揮しさえすれば、お互いがお互いを助け合えるのです。ただ心を無にして触ればそれでいい。(『愉気法1』pp.75-80 一部太字は引用者)

坐学では整体の心得と世界観を知っていただくために資料を選出しています。

大切なことは価値観と世界観、そして死生観の共有と理解。

平たくいえば、生きているうちに「力を出し切ろう」と言っているのです。

そのために頭のはたらきを停止して、身体の方に任せることが大切だといいます。

整体ではよく「ポカンとして‥」、といいますが、何にもしないでぼやーっとしていることにも立派に価値があるんですね。現代的にはあまり好まれないかもしれませんが。

例えば、日本に曹洞宗を伝えた道元禅師によって、坐禅の要諦について記された『普勧坐禅儀』という指南書があります。これによれば‥

諸縁を放捨(ほうしゃ)し万事を休息して、善悪を思わず是非を管することなかれ。
心意識の運転を停め、念想観の測量(しきりょう)を止めて、作仏(さぶつ)を図ることなかれ。

という部分があります。つまり「心のはたらきをすべて開け放して、一切を忘れて休息しなさい」と言っているんです。活元運動というのも、形こそちがいますけどそういう訓練ですね。

どこまでいっても、「ポカン」として身体のはたらきに任せましょう、という話です。

そして、いよいよ実践に移ります。

みなさんでいっしょに息を合わせて活元運動を行いました。

活元運動にはこうしなければいけない、こうしてはいけない、ということはありません。ぱたぱたよく運動の出る人、とろーんと眠りかけている人、いろいろです。

丁寧に1時間くらいかけておこないました。全員の運動がある程度おさまったところで終了です。

最後にほっこりお茶を飲んでおしまい。

実際のところ、毎回毎回、これって一体何をやっているのかなあ、なんて思うこともあります。

でも何となくみんなお集まりいただくのだから、たぶん目に見えない功徳があるんでしょうね。

心がほんのちょっとでも洗われて、ラクになって帰っていただければ、本人並びにまわりの人たちにとっても良いことだと思うのです。

今月はもう一回、25日(土)にも行います。

ご参加を希望される方は前々日までに、メールフォームにてお申し込みください。

8月 坐禅・活元指導の会

8月の坐禅・活元運動の会を下記の日程で行います。

■日程

○8/9(木)10:00-12:30

○8/25(土)10:00-12:30

※13:00頃まで茶話会(自由参加)

■内容

坐禅の時間はやや長めにとっています(30分×2)。初心の方や不慣れな方は随時休憩を取りながら行ってください。

慣れている方しっかりと坐りたい方は時間いっぱい坐れます。

リラックスとゆるみが目的ですので、足がつらければ寝っころがってても結構です(眠っていてもかまいません)。

活元運動も初心の方に合わせて、準備動作から丁寧にご指導いたします(約60分)。

なお坐禅の時間の一部を割いて、整体の思想を学ぶための座学を行う可能性もございます。

いずれにしても深いリラックスと心身のゆるみがテーマです。年齢・性別・体力を問わずどなたでも楽にできるような内容を心掛けています。

終了後にはお茶をご用意いたします。質疑応答はこの時間に承ります。

■参加費

2,000円 ※なるべくおつりの必要がないようにご協力をお願いいたします。

■服装・その他のご案内

着替え持参。天然素材のゆったりしたものが適しています。

汗をよくかかれる方は余分に着替えをご用意ください。

飲み物は水・お茶類にかぎり、お持ち込み可です。

■お申し込み

ご参加を希望される方は各開催日の前々日までにメールフォームよりお申し込みください。

7月28日活元会後記

7月28日(土)は坐禅・活元会を行いました。

台風12号が南関東に上陸するとの報道もありましたが、開始と帰宅時刻にはちょうど雨足が弱まり、みなさん無事定刻にお越しになられました。

いつも通り脊髄行気から‥のつもりでしたが、今回は予定を変更し坐禅の時間を一部割いて座学からはじめました(久しぶりです)。

資料は野口先生の講義録「自然な健康とは(昭和49年9月 活元指導の会)」より、下はその一部抜粋。

ともかく、体の要求する通りに動けるような考え方をして、それで活元運動をしていただくと、みなさんの生活がひとりでに敏感に変わってくる。やってよいこと、悪いことも体ですぐ感じるようになります。例えば、危ない所へ近付こうとすると体がスーッと冷たく、寒くなって、何か皮膚が収縮してくる。そうしたら止めればよい。

体は知っているのです。体は妊娠すると同時に、九ヵ月先にはお乳を飲むということを知って、お乳を準備するのです。だから、生まれるとすぐにお乳が出る。体は生まれることを知っているのです。おそらく癌でも筋腫でも治る時期があって、体はそれを知っているのです。ところが皆それを掻き乱している。けれども、人間の体の中の全てのものはみんな経過するのです。妊娠でも経過するのです。だから体が準備しているのに途中で出してしまうと、他の準備は中途半端になって、そういうのが後になって乳腺炎や癌などになったとしたところで、それは体の間違いではない。体の準備を途中で止めてしまったからです。

そんなように、体は先のことを知っているのです。今のことだけではないのです。だから、体に聞いていくようなつもりで、体というか、或いは無意識といいうか、意識を閉じて無意識に聞く。後になってみると、その方が却って正確だったことがよくあります。…

…いろいろ頭を細かに使う前に、意識を、頭を一旦捨てて、無意識に聞く。それにはやはり敏感な体になっていなくてはいけない。そういう意味で活元運動をおやり願うと、何回かやった後と前とではご自分の動作の全体が変わってくることがお分りになるだろうと思います。(『月刊全生』平成23年12月号 一部改行、太字は引用者)

こうして改めて読んでみるとわかりますが、活元運動は本当に固有のもの、整体という独自の理念に則した身心の調整法です。

これから何か訓練をして獲得するのではなく、生まれたときすでに最初からあった感覚を取り戻していく。その身体の感覚(無意識の感覚)を敏感に保って日々の生活を築いていこうというのが「整体」という態度なのです。

妊娠の例も記されていますけれども、現代ではいろいろなことを人間が管理し過ぎたために、かえって出産をむずかしくしているようなことが沢山ありますね。

例えば「予定日」「正産期」を決めてしまうことも妊婦さんを余分に緊張させる材料になる、と私は思っています。「いついつまでに生まれなければ‥」ということが余分な空想を生んで、身体の微細な感覚が判りにくくなってしまうのです。

本来であればもっと頭を空にするように、ポカンとするようにして日々の生活の中で快感を大切にすればそれでいいわけですから。

ごく簡単なことだけれども、普段から知識に頼った生活に浸っている私たちにはこれがなかなかむずかしい。そこで活元運動を丁寧に行っていくと、だんだんと自分の「感じていること」がわかるように、敏感になってきます。

世の中にはいろいろな健康法がありますが、その多くは人間が考案したものです。活元運動はそういう人間的なはからいをすべてやめてみたらどうなるか、というところが出発点になっています。

年を取っても病気をしていても、一生付き添っていくのが自分の身体ですから、この感覚を鋭敏に保つことがいかに大切かおわかりいただけると思います。

みんなが自分の心や体に関心を持ってこれを自然に保つように心がけていけば、少しずつ世の中が明るく朗らかになっていくはずです。一人ひとりが自分を整えればいいのですから、道は近くにありますね。

8月も2回ほど予定しています。有志の方はごいっしょにやりましょう。

7月 坐禅・活元運動の会

7月の坐禅・活元運動の会を下記の日程で行います。

■日程

○7/12(木)10:00-12:45

○7/28(土)10:00-12:45

※13:00頃まで茶話会(自由参加)

■内容

背骨の呼吸(10分)坐禅(40分×2)活元運動(45分)

坐禅の時間はやや長めにとってあります。坐りたい方は時間いっぱいしっかり坐れます。初心の方や不馴れな方は随時休憩をしながら行います。

深いリラックスをともなった瞑想と心身のゆるみがテーマですので、年齢・性別・体力を問わずどなたでも楽にできるような内容を心掛けています。

終了後にはお茶をご用意いたします。質問などある方はこの時間に承ります。

■参加費

2,000円 ※なるべくおつりの必要がないようにご協力をお願いいたします。

■服装・その他のご案内

着替え持参。天然素材のゆったりしたものが適しています。水分はお茶類と水の持ち込み可。

■お申し込み

ご参加を希望される方は各開催日の前々日までにメールフォームよりお申し込みください。

坐禅・活元運動の会 2018.6.14

今日は坐禅・活元運動の会でした。

坐禅は前回と同じく30分を2回です。

慣れない方からすればちょっと長く感じるかもしれませんが、日常の意識から「瞑想モード」に切り替わるにはこれくらいが調度いいかなと思っています。

特にうちの場合は途中で休んでも、寝っころがっても可ですから、どなたでも「修行」しやすいです(笑)。

活元運動も今日はみなさんよく出ていらっしゃいました。ちらほらベテランという感じになってきた方もいます。月に一回で一年ほど続けると、「らしく」なってきますね。

なんにしても暑からず寒からずで(ちょっと蒸し暑かったですかね ^^;)、教室もやりやすい季節です。

次回は6月23日です。

いつも通り参加を希望される方は前々日までにメールにてお申し込みください。

6月 坐禅・活元運動の会

6月の坐禅・活元運動の会を下記の日程で行います。

■日程

○6/14(木)10:00-12:45

○6/23(土)10:00-12:45

※13:00頃まで茶話会(自由参加)

 

■内容

背骨の呼吸(10分)坐禅(40分×2)活元運動(45分)

坐禅の時間はやや長めにとってあります。坐りたい方は時間いっぱいしっかり坐って、初心の方や不馴れな方は随時休憩をしながら行います。

深いリラックスをともなった瞑想と心身のゆるみがテーマですので、年齢・性別・体力を問わずどなたでも楽にできるような内容を心掛けています。

終了後にはお茶をご用意いたします。ご質問などあればこのときにお尋ねください。

 

■参加費

2,000円 ※なるべくおつりの必要がないようにご協力をお願いいたします。

 

■服装・その他のご案内

着衣は天然素材のゆったりしたものが適しています。

汗をかく時期になってきましたので、着替えが余分に必要と思われる方は各自ご用意ください。

 

■お申し込み

ご参加を希望される方は前々日までにメールフォームよりお申し込みください。

坐禅・活元運動の会 2018.5.26

今日は坐禅・活元会でした。

いつも通り坐骨・骨盤の用法と意識の関係性いついてご説明してから、2炷坐りました。

そのあと本日はイレギュラーに足指廻しと股割り、腰割りで股関節を刺戟して、自律神経を整える動作を行いました。

活元運動も平常通り。

毎度、何でもないようなことなんだけど、深いリラックス状態にもっていくにはとても有効なカリキュラムだと自負しております。

来月の予定は近日公開いたします。

志ある方はご参加ください。

5月 活元会のお知らせ

 

5月の坐禅・活元運動の会を下記の日程で行います。

■日程

○5/10(木)10:00-12:45

○5/26(土)10:00-12:45

※13:00頃まで茶話会(自由参加)

 

■内容

背骨の呼吸(10分)坐禅(45分×2)活元運動(45分)

休憩をはさみながらゆったり行います。老若男女、体力を問わずどなたでもできるような内容を心掛けています。

終了後にはお茶をご用意いたします。ご質問などあればこのときにお尋ねください。

 

■参加費

2,000円 ※なるべくおつりの必要がないようにご協力をお願いいたします。

 

■服装・その他のご案内

着衣は天然素材のゆったりしたものが適しています。

汗をかく時期になってきましたので、着替えが余分に必要と思われる方は各自ご用意ください。

 

■お申し込み

ご参加を希望される方は前々日までにメールフォームよりお申し込みください。

坐禅・活元会 2018.4.28

今日は坐禅・活元会でした。

坐禅は安楽の法門と言われています。

坐禅をして「悟ったら」楽になる、という話ではなくて「禅」というものが既に全人類を救っている、という意味です。

自分がこれに気づくための方便が「修行」です。

そして「坐」という修行法が多くの方にとって親しみやすい形なので現代まで残ってきた、ということでしょう。

ただし、坐禅だけでは身体がコチコチになってしまう人がいます。

またもともと凝りのひどい人や関節の堅い方などは苦しいものがあります。

ですからうちでは坐りの形にはそこまで固執しません。

無理なくピタッとできる自然な坐相を取っていただければそれで結構です。

今日は45分の坐禅を2回、それから活元運動を行ないました。

生きているとなかなか悩みはつきないものですが、考え方を離れて事実に触れるときっと楽になるはずです。

来月は下の日程で2回行なう予定です。

5月10日(木)10:00-13:00

5月26日(土)10:00-13:00

ご参加を希望される方は各開催日の前々日までに、メールフォームよりお申し込みください。

4月 活元会のお知らせ

 

4月の坐禅・活元運動の会を下記の日程で行います。

■日程

○4/12(木)10:00-12:30

○4/28(土)10:00-12:30

※12:30-13:00頃まで茶話会(質疑応答)

 

■内容(今月より内容変更)

脊髄行気法(背骨に息を通すイメージ:5~10分)、坐禅(25分×2)、活元運動(動禅:1時間)、脊髄行気法の流れで実施いたします。

3月につづいて瞑想がテーマです。頭を休めぼんやりすることで、こころのままに任せる感覚を味わいます。

 

■参加費

2,000円

 

■服装・その他のご案内

着衣は天然素材で白系の落ち着いたものが適しています(色柄も可です)。

必要に応じて中に着るもの、羽織るものをお持ちください。水・お茶類のみ持参可。

 

■お申し込み

ご参加を希望される方は前々日までにメールフォームよりお申し込みください。