中毒

太郎丸が下痢をした。暑かったのでうっかり寝室の窓を開けていたうえに、半ズボンで寝かせて膝から下を冷やしてしまったみたいだ。水あたりのような気配もあったけど、これはちょっと正確にはわからない。昨日「汗の内攻」で冷えの注意を喚起したばかりだったので、なんとも不甲斐ない話になった。

食アタりで下痢をした場合は脚を湯につけて温めると経過が良い。脚は消化器の働きと一つだからだ。余談として、潮干狩りのあと貝にアタるケースが多いのは踝から下を海水で冷やしたためである。脚を冷やすと普段なら中毒を起こさないようなものでもアタってしまうのだ。こんな風に中毒には外的要因と内的要因がある。

今回は真夜中だったので脚湯はしないで、腹部の痢症活点(りしょうかってん)に手を当てて介抱した。場所は大腸の曲がり角と肝臓の重なる位置で、だいたい右肋骨の下あたりと覚えておけばいい。生理学的には腸のぜん動と肝臓の解毒作用を高めるのだと思う。

最終的にミツコに抱っこしてもらったまま眠ったら朝には全快だった。考えてみると日常生活でもっとも重宝するのは肝臓の手当てかもしれない。技術として行うには少しコツがあるので、教室でも実習しておこうか。