死の恐怖

コロナ禍の様子を外から眺めていて、最後まで不思議でしょうがなかったことがある。 それを「どうしてこんなに薬にすがりたがるのかなぁ」という観点から考えている間は、どうしても相容れない考えで理解できなかったのだけれども、「どうしてこんなにも病気を怖がるのか」と視点を変えると少し見える景色が変わった。 「病気になったら早く治したい」「治す薬が欲しい」「完璧に予防したい」と渇望する心の背景には無意識の死の …

野の医療

河合香吏,1987『野の医療 ー 牧畜民チャムスの身体世界』東京大学出版会 東アフリカ、ケニアに住むチャムスという牧畜民の医療(医学)を通じて現地の人々の身体観にせまろうとしたフィールドワークの記録と考察の書。 『野の医療…』というタイトルから野口整体の考え方に何らかの刺激を提供してくれるのではないかと期待して読んだ。 読む前の予想を裏切ったのは、彼らが様々な疾病現象に対して非常に薬(薬草類)を好 …

10月の活元会

下記の日程で活元会を実施します。 2021年 10/14(木)10:00-12:00 10/23(土)14:00-16:00 10/31(日)10:00-12:00 今月は第4週(土)が午後の時間となっていますお気を付けください。 また第5週は日曜日に行います。普段はご参加いただけない方もご検討ください。

知識か「情報」か

鈴木哲也・高瀬桃子 著『学術書を書く』を読んだ。学術書を書いて出版するまでの道のりを懇切丁寧に纏めてある一冊。 現代はインターネットの普及によって情報の発信や受け取り、また公開された内容の修正や改変のスピードは格段に上がった。 このような状況下にあって出版から販売に至るまで多くの時間と労力を要する書物を出すことに果たして意義があるのだろうか、という考察が本書の冒頭でなされている。 本稿の見出しの「 …

乳歯

小1(6才)の子どもの上の前歯がかなりぐらぐらしている。かれこれひと月くらいはそうしていて、これがまたなかなかとれない。 早い子なら年中さん(4~5才)から抜け替わっているんだけど、うち子どもの発育は他と比較するとだいぶゆるやかである。 実はこれはある程度画策してやっていることで、たまたまそうなったわけではない。 整体法では早く育つこと、いわゆる早熟を警戒する。 「早く育って何が悪いか」という反論 …

いぼ

子ども(6才)の右手の甲にいぼができた。だいたい高さが2mm弱、直径は3mmくらい。 いつからあったのかちゃんとは思い出せないけれども、小学校に上がってしばらくたった頃にはできていたと思う。 医学的にはいぼはウィルス感染でなるらしいが、どうも見ていると捻じれ型(8種)の若い身体にできやすい。 わたしも10代のころはよくいぼができていたし、妻もかつてはあったそうだ。二人とも押しも押されぬ捻じれである …

科学的であるために

あるプロ野球選手がワクチンを打った後に様態が急変、後に亡くなったというニュースを目にした。目にした、というか妻から聞いたのだが。 亡くなる前に一度様態急変のところで話は聞いていたけど、内心「どうなるのかなあ」と思いつつ後は忘れていた。 公式発表では「ワクチンとの因果関係は不明」とある。さすがに今回は「それでもワクチンは打ちましょう」という医大教授の追記はどこを探しても見当たらない。確かな根拠がある …

人生ゲーム

母の一周忌で実家に家族が集まった時に人生ゲームをやった。懐かし過ぎる。 子どものころ遊んでいたこのボードゲームの王様も2021年8月現在で7代目になっているではないか。 職業選択の中にフリーターがあったり、進むのにつれて就職(転職)のマスがあったりして、なかなか時代性を反映していて面白い。 ゴールの一歩手前で火星に行くというマスがあるのは笑えるような笑えないようなギャグだけれども、なんだかんだよく …

臨床の知とは何か

何年か前に買ったっきり積読(つんどく)してあった中村雄二郎著『臨床の知とは何か』(岩波新書)をようやく読んだ。 新書というライトなボリューム感から油断したが、かなり歯ごたえのある本気度の高い学術書である。 内容は近代科学(科学の知)と臨床の知の対比が主要テーマになっている。 野口整体を実践する立場からすると、西洋医療と整体法の対比構造がほぼそのまま当てはまるので本著の内容は多くの重要な示唆に富んで …

内的要因

近所の緑道に生えていたきのこ。すぐ近くに似たような木があるけれども、これには全く根付いていない。同種のきのこが生えているのは左側の一本だけである。 おそらく菌類だから常に無数の胞子を飛ばしているはずである。胞子が付いたところから順次根を張ったらあたり一面に群生するだろうに、考える頭のないきのこでも繁殖する木をちゃんと選んでいるのだ。 これは他の細菌やウィルスにも同じことがいえる。 ウィルスが増えて …